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■空き家を“負”動産にしないために　全国空き家アドバイザー協議会井原支部
井原市内の空き家の件数は、平成30年の国の調査で約3千戸とされ、今後も増加が見込まれています。空き家の増加により、防災や衛生、景観など、住民生活に深刻な影響を及ぼす懸念があります。
そんな中、今年7月に、一般社団法人全国空き家アドバイザー協議会井原支部が設立されました。同支部は市内の建築士や建設業者などで構成され、地域住民や行政、さまざまな専門家と連携しながら、空き家課題の解決に必要な“発生抑制・利活用・適切な解体除去”につなげるべく、個別相談などにも応じることとしています。
同支部長の岡㟢朝子(おかざきともこ)さん(井原町)は「未来の子どもたちに荒廃した空き家ではなく、何が残せるかを考えて活動していきたいと思います」と力強く語ります。
10月19日には同支部の主催で、空き家課題の解決に向けた啓発の一環として、住まいに関する知識や技術などを学ぶ“住教育”のセミナーと、カードゲームを使用したワークショップが開催されました。セミナーに参加した藤井美佐子(ふじいみさこ)さん(青野町)は「空き家をめぐる現状が、想像以上に深刻で驚きました。誰もが当事者になりうる社会課題なので、日頃からしっかりと考えていきたいです」と語ります。
全国空き家アドバイザー協議会は、11月6日に市と連携協定を締結しました。今後、官民一体での空き家対策が一層期待されます。
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問合せ：全国空き家アドバイザー協議会井原支部
【電話】050-6883-4621