SIDS(乳幼児突然死症候群)は、主に睡眠中に発症し、何の予兆や既往歴もないまま乳幼児が死に至る原因の分からない病気で、12月以降の冬期に発症しやすい傾向があります。次の3つのポイントを守り、睡眠中の突然死から赤ちゃんを守りましょう。
■SIDS発症リスクを低くするための3つのポイント
(1)1歳になるまでは、寝かせる時はあおむけに寝かせましょう
うつぶせに寝かせた時の方が、発症率が高くなっています。寝返りを始めた赤ちゃんは、眠り始める時にあおむけ寝の姿勢にしてあげ、寝返りをした時に備えて赤ちゃんの周囲に柔らかな寝具を置かないようにすると、睡眠中の窒息事故予防にもなります。
(2)たばこをやめましょう
たばこはSIDS発症の大きな危険因子です。妊娠中の喫煙は、赤ちゃんに良くない影響(低体重児・早産など)を及ぼします。妊婦自身の禁煙はもちろんのこと、日頃からまわりの喫煙者にも協力を求め、妊婦や赤ちゃんのそばでの喫煙はやめましょう。
(3)できるだけ母乳で育てましょう
母乳で育てられている赤ちゃんの方が、発症率が低いことがわかっています。できる範囲で母乳育児に挑戦してみましょう。
産後1年未満のお母さんとお子さんを対象に、指定医療機関や助産院で母乳相談などの産後ケアを受けることができます。ご希望の人は、健康医療課までご相談ください。
問合せ:健康医療課
【電話】62-8224
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