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■陸上競技でまちを活性化　IRG(いばらを陸上で元気にする会)

近年、スポーツの役割は娯楽や健康増進の手段にとどまらず、地域コミュニティの維持やメンタルヘルスのケアなど、その重要性が高まっています。一方で、少子化などにより、市内中学校で部活動の維持が困難となり、地域移行が進むなど、スポーツを取り巻く環境にも変化が訪れています。
そんな中、市内外の陸上競技関係者などを中心に、一般社団法人IRG(いばらを陸上で元気にする会)が今年発足しました。活動内容は、部活動の地域移行の受け皿として技術指導を行うことや、発達障害のある子どもに運動療育を行うことなど多岐に渡ります。また、障害の有無を問わず、陸上競技を楽しめるイベント「チャリティーいばらふれあいフェスティバル」を11月に初開催しました。参加した小学生は、ロンドン五輪女子マラソン代表の重友梨佐(しげともりさ)さんと交流しながら、玉入れやパン食い競走などの競技に汗を流し、スポーツを満喫しました。
同会の副理事長を務める北村博則(きたむらひろのり)さん(東江原町)は「陸上競技を通じて、地域での交流を促進するとともに、共生社会の実現のため、誰もが参加できるスポーツ環境を整備していきたいと考えています。陸上競技が盛んな井原の伝統を守っていきたいですね」と語ります。
同会では、2月15日(土)に木之子談議所公園で初の試みとなる「いばら小学生駅伝大会」を開催します。今後、陸上競技を通じた交流の増加により、さらなる地域の活性化が期待されます。