クローズアップひと

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■井原鉄道に乗りに来てください!
魅力ある井原鉄道を目指して
槙尾俊之(まきおとしゆき)さん(62歳)=井原鉄道株式会社　代表取締役社長=

▽25年間の感謝
井原鉄道の経営のかじ取り役を担って、1年半が経過した槙尾さん。「“井原鉄道は地域になくてはならない”県職員時代に、井原鉄道経営審査会長を務めていた時から強い思いを持っています。社長就任後、経営環境が変わる厳しい状況の中でも、その思いを根底に、社員と共に取り組んでまいりました。1月には開業25周年を迎えることができ、これもひとえに、沿線市町の多くの人の鉄道に対する思いと支援のおかげです。また、地域を思い鉄道業務に取り組む社員にも感謝しています」と語ります。

▽沿線地域の力を借りて
地域に鉄道が走っていることを再認識してもらい、収益増や利用促進に取り組む槙尾さん。「各駅の愛称命名権販売、沿線の食材を満載したオリジナル駅弁など、少しでも話題になって、収益や集客につなげ、併せて地域の良さを発見してもらえるように取り組んでいます。“戦国列車”のように沿線市町が取り組むことと、鉄道が取り組むことが合致して、相乗効果が図られれば、必ず地域の活性化につながります。今後も、安全の確保と安定輸送、そして利便性を基本にし、地域と鉄道の魅力を発信したいです」