■三日月の夜は備中神楽 美星三日月神楽
美星町で開催されている“美星三日月神楽”をご存じでしょうか。
本イベントは、三日月前後の土曜日に、中世夢が原にある美星吉備高原神楽民族伝承館にて月1回のペースで開催されている備中神楽の公演です。企画を手がけるのは、美星地区を担当する地域おこし協力隊員の河合準子(かわいじゅんこ)さんと河原剛(かわはらたけし)さんで、天候により左右される星空観望以外の観光資源として、重要無形民俗文化財に指定されている備中神楽に着目したのがきっかけでした。通常、備中神楽は秋から冬にかけて、長時間に渡り上演されることが多いとされていますが、本イベントでは、神楽を初めて見る人にも年間通じて気軽に見てもらいたいという思いから、春から夏にかけ、上演時間も2時間に設定し、伝統的な演目を良いとこ取りで上演しているのが特長です。また、今年度から、御幣などの小物を作るワークショップも幕間に取り入れるなど、備中神楽をより身近に感じられるイベントとなっています。
河合さんと河原さんは「備中神楽をまだ見たことがないという人は、三日月の夜に美星に来て、備中神楽と星空観望をぜひ堪能してもらいたいですね。そして、地元の誇るべき伝統芸能を知り、井原の魅力を自慢してほしいとも思います」と笑顔で語ります。
次回の開催は、6月8日(土)を予定しています。皆さんも備中神楽を気軽に楽しんでみてはいかがでしょうか。
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