■備中神楽を見たり舞を楽しんだりする時
藤井博志(ふじいひろし)さん(96歳)〔西江原町〕
子どもの頃から備中神楽がとにかく好きで、いつも最前列でわくわくしながら見ていました。近所の神楽好きの子どもたちと倉庫に集まり、好きな神々の舞の共演を楽しんだことを思い出します。成人してからも自分が舞を楽しむため、神楽を見ては手足の運びや言いたて(せりふ)など舞について学び続け、躍動感のある動きに魅せられて恵比寿(えびす)様を自分のおはこにしました。妻の手作りの衣装を身に着け、家族の前で軽快な太鼓のリズムに乗って舞う喜びを全身に感じられる時は、最高の笑顔になります。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>