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■未来につなげよう井原の文化　井原市文化協会70周年
井原市文化協会が発足70周年を迎えたことを祝し、記念式典が5月に開催されました。式典では功労者への表彰のほか、井原市出身で、お笑いコンビ「ブロードキャスト‼」の房野史典(ぼうのふみのり)氏による記念講演が行われ、会場を大いに盛り上げました。
同協会は、戦後十年が経過し、さまざまな分野で活力が戻り、市民による文化活動も盛り上がりを見せ始めた昭和30年に誕生しました。また、平成17年には市町村合併を受け、芳井町文化協会および美星町文化協会と合併し、現在の形となりました。
同協会の活動は、創立当初から会員を中心に運営・活動している専門部と、昭和54年に開設された文化教室の2本の柱からなり、現在も約130の団体が活発に文化活動を展開しています。
同協会の会長を務める片岡良仁(かたおかりょうにん)さん(芳井町)は「60周年を機に始めた伝統文化体験教室“やってみよう!和の楽校(がっこう)”が定着してきたことや“集まれ!井原の芸術家”が井原放送にて放映されたことなど、文化協会を幅広い世代に身近に感じてもらえる機会が増えていると感じます。今後も、地域文化の振興や継承を目指し、時代の変化に柔軟に対応しながら活動していきたいですね」と語ります。
同協会では、70周年記念事業として、テノール歌手の秋川雅史(あきかわまさふみ)氏を招いてのコンサートを11月23日(土・祝)に企画しています。ぜひ皆さんも、優れた文化芸術に触れて“心の栄養”を補給してみてはいかがでしょうか。