■自分のやりたいことが誰かのやってほしいことに!
食を通して人と人とをつなぐ
仁城(にんじょう)ひなたさん(18歳)=市立高校3年(青野町)=
▽身近な問題に目を向けて
中高生のボランティア精神をたたえる〝ボランティア・スピリット・アワード〟でブロック賞を受賞。米国ボランティア親善大使に選ばれ、4月にニューヨークで行われた表彰式に参加した仁城さん。「昼食を食べないで、生活のためにアルバイトに向かう生徒が多いと高校入学から感じていました。健康的にご飯を食べてもらいたいと、資金調達を行い、月に2回、生徒60人前後におにぎりを無料で配る活動を行いました。この活動が認められて受賞した時は、うれしさと同時に自信につながりましたね」
▽食でつながった人と人
この活動を通して多くの人と関わった仁城さん。「(一社)コノヒトカンが企画する、食品ロスや貧困問題に取り組むコンテストに入賞して肉や魚の缶詰を獲得し、並行して福武教育文化振興財団からも助成金を得ました。活動に必要な材料や資金調達に多くの人に関わっていただき感謝しています。一人では大きなことはできないけど、周りの人との協力や支援のおかげで“おいしいおにぎり”を作ることができました。これからも人助けにつながる活動に取り組みたいです」とその目は未来を見据えます。
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