■国民スポーツ大会(1010月佐賀県で開催)に出場しますので引き続き応援をよろしくお願いします!
高校球児たちを〝もう一つの甲子園〟へ導く
永山篤志(ながやまあつし)さん(55歳)=県立井原高等学校軟式野球部 監督=
▽熱い夏の道のり
井原高校軟式野球部の監督として、2年連続5度目の全国高等学校軟式野球選手権大会に出場し、悲願の初勝利を果たした永山先生。「今年のチームは、投手力・守備力・攻撃力のバランスがとれていて、得点力は特に高くはないですが、粘り強く守り抜くことができました。〝全国ベスト4〟のチーム目標を胸に、プレーに対する理解や基本的動作に力を入れ、良い状態で試合に臨むことを意識しました。ただ、選手に幼いところがあるので、プレッシャーや緊張することが心配でしたね」と笑顔で語ります。
▽成長を見守る
学校では、数学の教師と監督の顔をもつ永山先生。「このチームになった時は、自分のプレーばかり考える子が多く、チームワークが課題だと思っていました。しかし、今年の春ごろから、チームの中で気持ちがつながり、個々のプレーではなくチームのことに目を向けるようになり、いい顔で野球ができるようになりました。全国大会では準々決勝で負けましたが、選手には〝なぜ勝てなかったのか。自分に何が足りなかったのか〟をごまかさず見て、将来に向かって成長してもらいたいです」
<この記事についてアンケートにご協力ください。>