■異国の地で野球の魅力を伝えたい!
青年海外協力隊員としてグアテマラで活動する
沖久教太(おきひさきょうた)さん(22歳)=(西江原町)=
▽チャレンジのきっかけ
今月から2年間、グアテマラで小学生から高校生に野球を教える沖久さん。「高校までは選手として、大学では女子軟式野球部のコーチとして野球に関わってきました。若いうちに海外生活を含め、多くの経験を積みたいという思いをかねてから抱いていましたが、コロナ禍もあり、機会に恵まれませんでした。しかし、大学3年生の時に、高校の先輩がかつて青年海外協力隊員として野球の指導に携わった、グアテマラ派遣の募集を見つけ、すぐに応募しました。現地で多くのことを学びたいですね」と笑顔で語ります。
▽未来を見据えて
グアテマラで、野球の競技人口増加と競技技術向上という課題に挑む沖久さん。「グアテマラではサッカーが国技であり、野球人口は少ないです。また、練習環境も不十分で、参加率も低いと聞いています。まずは、選手や指導者との積極的な対話を通じて信頼関係を築き、自らが野球の楽しさを体現することで参加しやすい場を作りたいです。これからの2年間で得られる経験は、自身の物事の捉え方を見つめ直す良い機会だと考えています。“自分は社会に対して、何ができるのか”を常に意識し、悔いなく過ごしたいです」
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