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ほのぼの家族No.306 誰もが暮らしやすい社会

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岡山県倉敷市

祖父:健太、よく見たら利き手の左手で、上手にはさみを使っとるがな。器用じゃのう。
健太:おじいちゃん、これは左右兼用のはさみなんだよ。この間、買ってもらったんだ。
真理:授業で使う道具なんかも、左右兼用のものを学校が用意してくれることもあるよ。
祖母:そうなの。でも、少ない割合の左利きの人のために、わざわざ兼用のものが作られたのかい?
真理:それだけじゃないよ。健太のはさみ、力は要らないし、手にけがをした人や握力の弱い人など、きっと助かっている人は多いはずよ。
父:他にも、シャンプーの容器にはギザギザが付いているから、リンスと間違わずに済むよね。
母:元々は、困っている消費者の声からできたそうだけど、目の不自由な人たちも助かっていると思うわ。
父:そうだね。いろんな人のことを考えて、多くの研究を重ねて誕生したそうだよ。最近は、企業にも人権を尊重する取り組みが求められているからなあ。
母:利き手や障がいの有無だけじゃあないわ。年齢や性別など、さまざまな個性や違いがあっても、誰もが暮らしやすい社会こそが大事だと思うわ。
健太:そうかあ。何かに困っている人のために作られた物が、みんなのために役立っているんだね。
父:つまり、「誰かのためには私のために、私のためには誰かのために」ということかな。
真理:どんどん、そんな社会になっていってほしいな!

※ご感想などは、本庁人権推進室【電話】426-3255へ。

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