ほのぼの家族No.304 平和のために

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健太：夏休み、どこかに行きたいなあ。
真理：去年の夏は3人で広島に行ったよね。広島平和記念資料館、とっても心に残ったよ。
父：真理は、目を背けたくなるような写真や遺品を、時間をかけて見学してたな。
母：原爆によって多くの命が奪われ、被爆されて後遺症に苦しまれている方もおられるのよね。
真理：被爆体験証言者の方の「こんな思いを他の誰にもさせてはならない」っていう言葉が忘れられないなあ。
父：なのに、世界では、いまだに戦争や紛争が起きているよね。
祖母：それに最近では、核兵器の使用も心配されるようになってきているもんねえ…。
健太：どうすれば戦争のない世界になるのかなあ?
父：難しいことだよね。でも、大事なのは、民族や宗教、考え方などが違っても誰もが等しく大切な存在であることをお互いに認め合うことじゃないかなあ。
母：そうねえ。平和な世の中でないと、一人一人の人権も大切にされないし、人が幸せに生きていくこともできないものね。
父：真理のように、実際に広島平和記念資料館などで見たり聞いたりして、平和への思いや関心が高い人が増えていくことも大事だと思うよ。
祖父：そうじゃな。平和の大切さを若い世代に伝えていかんとな。
健太：僕も広島平和記念資料館に連れて行って!

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