健太:お母さん、どこへ行ってたの。
母:三宅さんと一緒に車でスーパーへ買い物よ。
健太:いつもは手押し車で行かれているけど。
母:今日行ったスーパーには三宅さんのお目当ての品物がいくつかあってね。家からは遠いから、手押し車ではもう行けなくなったのよ。
祖母:今までは健康のためにと、遠くても歩いて行かれていたけどねぇ。
祖父:年を取ると、誰でもできないことが増えてくるからのう。
真理:でも、周りの支えがあれば、できることはあると思うけど。
健太:お母さんと一緒に買い物に行けば、今までと同じように、好きな物が買えるね。
母:この前は「敬老の日」ということで、町内会の人が作ったおすしを持って来てくれて、とてもうれしかったそうよ。
祖母:おすしを喜んで食べている姿が、思い浮かぶわね。
母:民生委員さんも「元気にしてますか」って時々訪ねて来てくれて、世間話をするのがとても楽しみなんだって。
祖父:年を取っても、住み慣れた地域で安心して、生き生きと暮らしていきたいからのう。
父:できないことが増えたからといっても、その人の生活はいつまでも大切にされないとな。
母:来週も三宅さんと一緒に買い物に行ってくるね。
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