祖父:今日、おばあさんと買い物に行く途中で、段ボールを使って路上生活をしている人を見かけたんじゃ。
祖母:この時季の夜には、寒くて寝られないんじゃないかという話になってね。
祖父:以前、寝ている時に襲われて、大けがをしたというニュースもあったしのぉ。
健太:どうしてそういう生活になったの?
父:人によって理由はいろいろなんだけど、中には働けなくなって、頼れる人もいなくて、路上生活を送るようになった人もいるんだ。
母:いろんな理由や事情があって、ホームレスになっているのね。
父:今は、ネットカフェなどで寝泊まりしながら、暮らしている人もいるんだよ。
真理:家がない生活が続くことになるのかな?
父:そうならないように、住む家や仕事を探さないといけないんだけれど、偏見や差別があって、社会とのつながりを失っている人も多いからなぁ。
母:確か、ホームレスの人の自立を支援する仕組みなどがあって、宿泊場所や食事を提供したり、生活や就労の相談を受けたりしているところもあるのよね。
父:そうなんだ。だから、ホームレスの人を見かけたら、支援している団体などに連絡してみることかな。
祖母:ホームレスの人を見た目で判断して、避けたりさげすんだりせず、自立を応援していきたいわね。
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