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ほのぼの家族No.313 手話は言語

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岡山県倉敷市

母:聴覚障がいの方が手話を使って講演されたのよ。とってもいいお話だったわ。ねえ、お父さん!
祖父:2人とも、手話が分かるのか?
父:大丈夫、講師の近くで手話の内容をアナウンスしてくださる方がおられたんだよ。
真理:私も、学校の総合学習で、少し手話を覚えたから興味があるんだ。どんなお話だったの?
母:昔は「聞こえる人と同じように」という教育方針の下、手話の使用が禁止されていたそうなの。
父:その代わりに口で話す訓練をして、手話を使うと「手真似(てまね)」などと差別されたそうなんだ。
母:今でも、心ない言葉に傷つくこともあるそうよ。
真理:ひどいね。でも、手話は、手の動きだけじゃあなくて表情もとっても豊かだし、私たちが使ってる言葉と同じ大事な意味があると思うけどな。
母:だから、今は国連の条約や日本の法律で「手話は言語」と認められていて、倉敷市でも、数年前から、手話言語条例ができているそうなのよ。
父:でも、皆が手話を使ってるわけじゃないんだ。
母:聴覚障がいといっても個人差があるから、手話以外にも、補聴器や筆談などその人その人に合った方法があるともおっしゃってたわ。
父:講演の最後、「手話は、単なる伝達手段ではなく自分の人生を切り開いてきた『生きる力』そのものだ」という言葉が、とても心に残っているよ。
祖父:そうかぁ。手話には、そんな力があるのか。
真理:おじいちゃんも私と一緒に手話を学ぼうよ!

※ご感想などは、本庁人権推進室【電話】426-3255へ。

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