■訪問購入のトラブル「お皿1枚でも不用品を買い取ります」
不用品の買い取りを依頼したはずが、手放したくない貴金属を買い取られてしまったという「訪問購入」の相談が増えています。
◇事例
「お皿1枚でも不用品を買い取ります」と電話があり、訪問を承諾した。皿を用意していたが、購入業者から「ネックレスなどの貴金属はないか」と言われ、仕方なくネックレスや指輪を見せた。すると、買い取ると言われ、契約書面にサインを求められた。売るつもりはなかったが、しつこく売却を迫られ、また1人で対応していたこともあり、拒否できずサインしてしまった。やっぱり返してほしい。
◇アドバイス
契約書面を受け取った日から8日間は、クーリングオフ制度により訪問購入を解約できる場合があります。また、期間中は物品の引き渡しを拒むこともできます。訪問購入業者には、1人で対応しない、家の中に入らせない、むやみに貴金属を見せないなど、注意しましょう。
他にも「被災地支援に協力してほしい」「なんでもいいから不用品はないか」などと呼びかけ、訪問すると突然、「貴金属はないか」と当初とは別の物品の売却を強く迫るケースもあります。
問合せ:本庁消費生活センター
【電話】426-3115
(相談専用・来所する場合は予約優先)
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