真理:最近、災害のニュースが多いなあ。
祖母:真理は他人事のように言ってるけど、災害は、いつどこで、誰に起こってもおかしくないのよ。
母:災害のたびに、避難所などで災害弱者と呼ばれる人たちへの配慮が問題になるわね。
祖父:そうじゃのう。ある避難所で小さい子が走り回って迷惑をかけるからと、仕方なく車中泊をした家族の話を聞いたことがあるぞ。
父:本来、子どもの人権は守られないといけないけど、災害が発生した時などの非常時には、それも難しくなることもあるからね。
母:そうね。困っていると言い出しにくい人の存在に気付いて、できることをしていかないといけないわね。
真理:そういえば能登半島地震では、お年寄りの誤えん性肺炎を防ぐために、歯医者さんが口腔ケアを行うよう呼びかけていたのをニュースで見たよ。
祖母:私も、避難生活になじめなくて困っている障がいのある人たちを支えようと「半日だけでも」と通所施設を再開した記事を読んだわ。
母:災害弱者に対応した避難所や福祉避難所なども作られているみたいね。
父:もちろん、災害時には命が最優先だけど、いろいろな人の人権に配慮した支援の在り方を、これからもみんなで考えていかないといけないんだろうな。
真理:教訓を生かさないといけないね!
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