平成17年度に創設した「倉敷マスターズ制度」は、生きがいを持って社会や地域の中で活躍している80歳以上の高齢者を募集し、他の高齢者の手本として元気を与える存在となるよう、「倉敷マスター」の称号を贈り、広く紹介するものです。令和6年度は4人が認定されました。
※50音順。年齢は1月1日における満年齢
■片山喜美子さん(92歳)児島地区
平成10年に「楽しい墨彩画」を自ら発足し、指導者として20年間無償で携わっている。また、公民館や憩の家で活動している筆ペンや俳画グループの代表を務め、生徒の自宅に出向き、刺しゅうの指導を毎週ボランティアで行っている。自らも大作を制作しながら、生徒の作った刺しゅうをかばんに仕立てるなど、人の役に立つことに喜びを感じ、周囲にも慕われている。
■中桐厚子さん(80歳)船穂地区
船穂町高齢者福祉センターで18年以上にわたり、編み物の指導を行っている。また、船穂町婦人協議会会長などを務めるとともに、福祉センターや公民館で毎年催される祭りの司会や、船穂夏祭りでの船穂音頭の指導など、長年にわたり積極的に地域貢献をしている。さらに、高齢者施設などで、傘踊りや銭太鼓の公演を行うボランティア活動にも力を入れており、他の者の模範となっている。
■中塚白蘭さん(84歳)倉敷地区
10年以上前から、老松小学校の児童に、英語による絵本の読み聞かせのボランティアを続けている。読み聞かせでは、英語のリズムを大切にしながら一文読んだ後、日本語に訳している。大学卒業後も英語の勉強を続ける一方で、10年ほど前から公民館の短歌の会で美しい日本語を学んでおり、読み聞かせを通じて、児童に美しい日本語を伝えている。児童が集中して読み聞かせを聞いてくれることに喜びを感じている。
■難波靖弘さん(81歳)倉敷地区
平成18年から倉敷地区ウエルカム観光ガイド連絡会に所属し、美観地区の観光ボランティアをしている。観光客から礼状をもらったり、難波さんのガイドを目当てに再訪する人もいたりと、心に残るガイドをしている。また、連絡会の会長などを務め、ガイド仲間の模範となり慕われている。さらに地域安全推進員として、地域の見回りなどの活動を20年間続けており、安全な地域づくりにも貢献している。
問合せ:本庁健康長寿課
【電話】426-3315
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