■児童虐待かも?と思ったら「189」(いちはやく)みんなで育児を支える社会に
▽子どもの権利が守られる体罰等のない社会へ
子どもが思ったとおりに行動してくれず、イライラしたときに「子どものしつけのためだから仕方ない」として、体罰をしていませんか。
体罰によって子どもの行動が変わったとしても、それは、叩かれた恐怖心などによって行動した姿であり、自分で考えて行動した姿ではありません。子どもの成長の助けにならないばかりか、心身の発達などに悪影響を及ぼしてしまう可能性があります。
■令和6年度「オレンジリボン・児童虐待防止推進キャンペーン」標語
「189(いちはやく)気づいてあげて そのサイン」
▽これらはすべて「体罰」です
・言葉で3回注意したけど言うことを聞かないので、頬を叩いた。
・大切なものにいたずらをしたので、長時間正座させた。
・友達を殴ってケガをさせたので、同じように子どもを殴った。
・他人のものを取ったので、お尻を叩いた。
・宿題をしなかったので、夕ご飯を与えなかった。
・掃除をしないので、雑巾を顔に押しつけた。
※道に飛び出しそうな子どもの手をつかむといった、子どもを保護するための行為などは該当しません。
▽子どもを健やかに育むために
子どもを育てることは大変なことです。子どもに腹が立ったり、イライラしたりすることは、子育て中の保護者の多くが経験するものです。また、子育て以外でもストレスは溜まります。
保護者自身に時間や心の余裕がないときは、ゆっくり深呼吸して気持ちを落ち着けたり、窓を開けて風にあたったりするなど、クールダウンするための自分なりの方法を見つけておきましょう。時には、保護者が休むことも大切です。
子育てに悩んだときは、一人で抱え込まず、児童相談所やこども家庭センター(保健課)にご相談ください。
▽親子のための相談LINE
岡山県中央児童相談所では、児童虐待の未然防止や早期発見の観点から、LINEを使った相談を受け付けています。相談対応時間は、月曜日から金曜日(土・日曜日、祝日、年末年始を除く)の午前10時から午後7時です。右の二次元コード(本紙PDF版8ページ参照)を読み取る、もしくはLINEIDから友だち登録をしてご利用ください。
LINE ID:@778asdia
相談・通告・お問い合わせ先:
・こども家庭センター(保健課)【電話】0866-54-1326
・岡山県中央児童相談所【電話】086-235-4152
・児童相談所全国共通ダイヤル【電話】189
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