1月7日、きびプラザにおいて、「令和6年吉備中央町二十歳のつどい」が開催され、二十歳を迎える成人の皆さまが新たな一歩を踏み出しました。
本年度は、平成15年4月2日から平成16年4月1日までに生まれた方が二十歳を迎えられ、式典には66名(男38名、女28名)が出席され、旧友との再会に喜びがあふれていました。
式典では、成人代表として、二十歳を迎える皆さまに贈られる記念品を山本雅大(やまもとまさひろ)さんが受け取られた後、天艸(あまくさ)らんさんが「二十歳を迎える成人の誓い」を述べられ、決意を新たにしました。式典後の交歓会では、恩師8名が駆けつけてくださり、豪華景品が当たるビンゴ大会などが行われ、盛り上がりを見せていました。
「二十歳を迎える成人の誓い」
代表 天艸(あまくさ)らんさん
本日は、二十歳を迎えた私たちのために、このような盛大な式典を催していただきまして、誠にありがとうございます。また、先ほど山本町長をはじめ、皆さまよりお祝いや激励のお言葉を賜りまして、二十歳を迎える成人を代表して心より感謝申し上げます。
私たちは、二十歳という人生の大きな節目を迎えることができました。懐かしい友人とともにこうして二十歳のつどいを無事迎えることができたのは、ご指導いただいた先生方、温かく見守ってくださった地域の皆さま方、そして二十年間たくさんの愛情を注いで育ててくれた家族のおかげであると深く感謝しております。この場をお借りして、すべての方々に感謝申し上げますとともに、ここに二十歳を迎えたことをご報告させていただきます。
現在、私たちが生きている社会では、さまざまなことが急速に変化し続けています。ことに四年前からは、新型コロナウイルス感染症の流行によって、私たちの周りでも大きく変わったことが数多くあり、その中でも、オンラインでのコミュニケーションが急激に普及したことにより、大切な人と向き合って話ができること、当たり前の日常を送ることの尊さを改めて感じることとなりました。そんな目まぐるしく変化を続けている世界の中で、私たちが同じ年・時代に生まれ、この小さな町の学校で出会ったこと、さまざまな事件や事故を耳にする中、今日この日を迎えることができたこと、これらすべてが奇跡だと私は感じています。
私は、高校を卒業後、大学に進学し教育を学んでいます。日々さまざまなことを学ぶ中で、私は「誠実」という言葉を大切にしています。多くの課題や多様な価値観とともに生きる現在、迷い立ち止まることがあっても、支えてくれる方々に対して、また、自分自身の夢に対して誠実に、ひたむきに向き合っていきたいと思っています。そして、吉備中央町民としての誇りを胸に「ふるさとの未来を担う一員として」一歩一歩進んでいきたいと思います。
私たちは二十歳を迎え、社会に出て働いている者や勉学に励んでいる者などさまざまですが、一人一人が自分の行動に責任を持ち、魅力ある成人となれるよう、一層の努力をしてまいります。
最後になりましたが、まだまだ未熟な私たちに、これからもご指導、ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたしまして、二十歳を迎える成人の「誓いの言葉」とさせていただきます。
令和6年1月7日
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