■3つの祭りを特集した写真集が完成しました!
皆さんこんにちは、六反です。以前にお知らせしていた“祭りの記録事業”の成果物として写真集『祭』が完成しました。仕様はA5サイズ/フルカラー/48ページで、町内のお祭りの中で、県の重要無形民俗文化財に指定されている3つの祭り“加茂大祭”、“吉川八幡宮当番祭”、“川合神社夏祭のだし”を一冊にまとめて紹介しています。
どの祭りも長い歴史があり、とても深い内容なのですが、各祭りの資料を参照し、神事やしきたりの内容などを写真と共に紹介することで、初めてこの祭りを知る方にも興味を持っていただけるようにと心がけて編集しました。実は、この編集作業は、私の想像を遥かに超える困難な作業でした。それも当然、何百年と続く伝統を写真の見栄えも考慮しながら、限られたページ数に要約してまとめるなんて、どうしてこの無謀な企画を進めてしまったのかと、途中何度もくじけそうになりました。しかし、どの祭りも知れば知るほど、本当に魅力的で、「やはり、この祭りを多くの人に知ってもらいたい」という思いに突き動かされ、何とか諦めずに完成することができたと思っています。
作成にあたっては、各祭りの関係者の方々、関係機関など多くのご協力を頂戴しました。この場を借りて、改めてお礼させていただきます。そして何より、祭りに参加し、伝統を守ってきた町民の皆さんのおかげがあっての成果です。本当にありがとうございました。どの祭りもとても貴重で継承すべき文化です。この写真集が、まだ祭りを知らない人々の元に届くことで、伝統継承の一助になればと思っています。
写真集は、県外のイベントや町内の道の駅、観光協会などで、配布予定です。また、写真集とは別に記録保存用で作成したフォトブックは、図書館や公民館にお渡ししたり、町内のカフェなどの飲食店に置かせていただいたりする予定です。最後に、今回の撮影では、祭りに臨む人々や日常の人々など、キラキラと輝くこの町の人々の姿をたくさん写真に収めてもらいました。そして、この「人々」が、私にとってはこの町最大の魅力だと思っています。これは協力隊の任期中、「この町の魅力とは?」と、自分に問いかけ続けてきたことの答えです。5年をかけて確信に変わったその答えが皆さんにも届くと嬉しいです。
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