吉備中央町長
山本 雅則(やまもと まさのり)
あけましておめでとうございます。皆さまにおかれましては、輝かしく希望に満ちた新春をお迎えのことと心からお慶び申し上げますとともに、日ごろから町政に対しましてご支援ご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
令和6年9月24日告示の町長選挙におきまして、4期目の当選を果たすことができました。12年ぶりの選挙ではありましたが、その結果は多くの町民の皆さまからの強い期待の表れとも受け止めており、身の引き締まる思いです。あらためて、その重責を痛感し、誠心誠意、町政を進めてまいります。
今、町は、山積する課題を解決するため、将来に向け、さまざまな取り組みに力を入れています。
特に、少子化が進む中、町内に9校ある小学校の多くが近い将来完全複式になることが想定されることから、小学校等の適正配置に関する検討委員会が令和元年7月に設置され、3校に集約する答申がなされました。現在、教育環境の整備が進められており、令和7年4月には新たな学校名で開校します。
併せて、放課後児童クラブにつきましても、それぞれ小学校のそばで整備を進めています。
また、令和4年4月に国から認定を受け、デジタル技術を活用して地域のさまざまな課題解決を図るデジタル田園健康特区事業と町民のウェルビーイング向上を目指して、デジタル田園都市国家構想交付金を活用した「誰一人取り残されないエンゲージメント・コミュニティの創生」事業に取り組んでいます。
幸いに多くの協力者に恵まれていますので、さまざまなアイデアをいただきつつ、新たなまちづくりに取り組んでいく覚悟でございます。本町が中山間地域の未来社会のモデルとなれるよう、今後ともご支援ご協力をお願いいたします。
そして、今では大きな財源となっております、ふるさと納税「米作り農家応援事業」につきましては、全国から約10億円を超えるご寄附をいただきました。
これにより、本財源を利用した農業振興施策を進めるだけでなく、事業を通じ、納税していただいた方に対して美味しいお米をお届けすることで、全国へ吉備中央町の知名度アップを図ることができました。
今年の干支は、「乙巳(きのとみ)」。乙は柔軟でしなやかな木を象徴し、巳は知識と鋭い直感で本質を見抜く力があるとされます。そのことも踏まえ、「チャレンジアンドパワー」を基本コンセプトにレジリエンス(逆境や困難に直面した時に、それを乗り越えて適応していく力)で元気な明るい未来に向け、頑張りたいと思います。
今年一年が吉備中央町にとって素晴らしい年でありますとともに、町民の皆さまのご健勝とご多幸を心からお祈り申し上げ、新年のごあいさつといたします。
吉備中央町議会議長
西山 宗弘(にしやま しゅうこう)
あけましておめでとうございます。吉備中央町の皆さまにおかれましては、すてきな新年を迎えられておられることと思います。令和7年の幕開けにあたり、吉備中央町議会を代表し、謹んで年頭のごあいさつを申し上げます。
令和6年9月の町議会議員選挙では、新たに5名の新人議員が誕生しました。また、せんえつながら、私が新議長を務めさせていただいております。至らぬところも多々あるかと存じますが、皆さま方のもとへ新しい風をお届けできるよう粉骨砕身努力してまいりますので、どうぞご協力いただきますようお願いします。
さて、本年は2025年ということで、21世紀も四半世紀を迎えることとなり、町ひいては日本全体を取り巻く環境は大きく変化しました。テレビなどによる一方的な情報発信の時代から、個人がSNSなどで発信する情報が力を持つ社会へと変わってまいりました。これからも、このデジタルの波は加速していくでしょう。
そんな中、町は今後もデジタルの力を借りながら、皆さま方の暮らしをより豊かにしていく必要があると感じています。誰一人取り残されないまちづくりを目指し、町民皆さまとともに、多くの課題の解決や町の発展に向けて推進してまいります。
一方で、デジタルだけでは対応しきれない課題にも、私たちは目を向けていかなければなりません。特に、少子高齢化問題は喫緊の課題となっています。人口の自然増減数がプラスになるような取り組みや、地盤が強く他地域からも注目を集めている吉備高原都市内の住宅分譲地のように、移住者を増やし、分け隔てなく迎え入れられる住環境を整備していくことが必要だと考えています。そして、そのためには町全体の魅力アップが欠かせません。町の基幹産業である農業をさらに振興していきながら、豊かな風土をより大々的にアピールしてまいりたいと考えています。「町にしかないもの、町だからできること」をより多くの方々に届けられるよう、議員一丸となって頑張ってまいります。
今年の干支は、巳です。巳は、田畑を荒らす害獣を捕食することから、古くから豊穣の象徴として崇められていました。地道な努力を積み重ねて豊かな実りとなり、その実りがさらなる成長と飛躍の糧となるよう、町民の皆さまに寄り添いながら、清く活力のある議会を運営してまいりますので、皆さまの深いご理解とご協力を心よりお願いし、年頭のあいさつとさせていただきます。
なお、公職選挙法の規定により、選挙区内に年賀状等のあいさつ状をお送りすることが禁じられていますので、議員個々人からの年賀状は控えさせていただきます。何とぞご理解くださいませ。
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