■第6回 家庭血圧が大切な理由
先月号では、高血圧を診断する際の血圧値の基準が、病院と家庭で異なることをご紹介しました。
今月は、なぜ家庭血圧が重要とされるかについてご説明します。
1.疾患の発症を予測しやすいから
最近の研究で、脳心血管病(脳卒中や心筋梗塞など)の発症を予測するためには、診察室血圧よりも家庭血圧を用いるほうが優れていることが判明したため、家庭血圧を重要視するようになりました。
2.診察室と家庭で大きな差が出る場合があるから
○白衣高血圧
家庭や職場などではいつも135/85mmHg未満であるのに、診察室血圧(白衣の人が測る場合)は高血圧基準である140/90mmHgを超えること。家庭血圧が本当に正常であれば、診察室血圧のみが高くてもお薬による治療の必要は当面ないと言われますが、将来治療が必要となる可能性が高い状態です。
○仮面高血圧
健康診断や診察の時は正常なのに、家庭や職場での血圧が高いことで、診察室と家庭の血圧が両方とも高い「持続性高血圧」の人と同じくらい脳心血管病を発症しやすいとされています。
◆ポイント
喫煙者・ストレスが多い・お酒をたくさん飲む・運動が少ない…といった人が「仮面高血圧」になりやすいと言われています!
当てはまる方は、病院以外で血圧を測ってみましょう!
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記事提供:奈義町栄養委員会
協力:特定非営利活動法人 日本高血圧学会
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