町長室からこんにちは シリーズ41

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■速い進化に期待を込めて

先月5月19日から21日まで先進国首脳会議が行われました。フランス、アメリカ、イギリス、ドイツ、日本、イタリア、カナダの7カ国及び欧州連合(EU)の首脳が集まって毎年国際会議が行われますが、今年は日本が議長国となって広島で行われました。以前の日本での開催は、沖縄サミット、洞爺湖サミット、伊勢志摩サミットが記憶に新しいところです。
約半世紀前、ニクソンショックやオイルショックなどの出来事から国際的な課題への政策協調への必要性が高まり、首脳レベルで議論する場が求められるようになりました。当時の「フランス大統領」ジスカール・デスタンの呼び掛けで1975年パリ郊外のランブイエ城で第1回目のサミットが行われました。世界経済に対応するため先進国の首脳が集まって政策統一の議論の場の必要性と重要性が確認され、毎年首脳サミットが行われるようになりました。今では世界経済と地域情勢や気候問題などの地球規模課題について議論がなされています。
今回のサミットでは、ロシアの軍事侵攻、中国の覇権的動向への対応、そして核爆弾の被爆地広島ということもあり核軍縮・核不拡散の協議等が中心課題となり進められたところです。
また、注目を集める「チャットGPT」などの生成AIへの対応が話し合われました。今後の世の中を変える第4次革命といわれるようにデジタルが知能を持つようになり、使い方次第で世の中は大きく変わるといわれています。大きな期待が込められています。この世界的取り組みの第一歩がこの日本で、日本が議長国になって話し合われたことは日本にとってもよいことだと思うとともに、今後のデジタル化推進の良いチャンスだったと考えます。