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国際交流 Raphaelの国際通信

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岡山県奈義町

■フランスの夏
夏の雨が自然を活き活きとさせる。木立や森は春よりもさらに鬱蒼として野性味を増したようだ。奈義の緑の中で生命は躍動する…。
日本と同じくフランスでは8月は休暇の時期の代名詞といえます。日本の夏は蒸し暑く息苦しいほどですが、フランスでは空気が乾燥しており、田舎は過ごしやすい気候です(セミは日本より小さいけれど、うるさい!)。でも都会では、ほとんどの建物は石造りのため夜中まで室内に熱が籠もります。まるで石焼き窯の中にいるような気分です。ところが気温が35度まで上がってもフランス人はあまりエアコンを使いません。エアコンそのものがそれほど一般家庭に導入されていないのです。夏は窓を全開にし、一日の大半を家の外、例えば庭やアパルトマンのバルコニーで過ごします。街なかの広場や駐車場はカフェのテラス席に姿を変えます。
フランス人は7・8月の学校の夏休み期間、大人も2週間から3週間の休暇を取ります。フランス人同士は、毎年いつ頃に休暇を取る習慣があるかによって「Juilletiste(ジュイェティスト)(7月中に休む派)」「Aoutiens(ウティアン)(8月中に休む派)」と呼び合ったりもします。
そしてこの時期、観光地ではない町ではお店も銘銘に閉めて休暇を取ります。日々の買い物に困らないために「7月中閉まってしまうのはどのパン屋?」なんてことに気を配らなければいけません。フランスの夏は2ヶ月間ずっとお盆休みのようなものなのです…。

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