奈義町SDGs円卓会議～未来を創るひとづくり～

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12月10日、「奈義町SDGs円卓会議～未来を創るひとづくり～」が開催されました。この円卓会議は、参加者の方々と共に、奈義町版SDGsの輪を広げていくことを目的に開催されました。
第1部では、SDGsパートナーの取り組みを身近に感じてもらうために各ブースでの展示・体験・販売を行いました。第2部では、「奈義町子育て応援大使」で俳優の杉浦太陽さんをお迎えし、発表者3名の取り組みに対し登壇者で意見交換を行いました。

■奈義町SDGsパートナーの取り組み
◆WoodBerry農園　山田憲史(やまだのりふみ)さん

▽目標
人にも地球にも優しい農業を広めたい

▽取り組み内容
オーストラリアで騎手を10年し、そのときに食べることの大切さを感じました。帰国後農業を始め、セルインパクトの肥料を使った栽培をしています。セルインパクトは酵母や焼酎かすなど廃棄処理される物を再利用して作ったバイオ肥料のことです。この肥料を使うことで、作物がよくなる栽培や減農薬による環境への配慮した農業ができています。また、過度な耕耘も二酸化炭素の排出が多くなるため、減農薬、機械の使用を最低限に抑えるように取り組んでおり、男女問わずその人に合った作業を楽しくできるよう考え、誰でもできる環境づくりにも取り組んでいます。
便利な世の中になりましたが便利になればその分何かを失うこともあります。その失ったものを少しでも元に戻していけたらと思っています。これからも、農業を広めて食を作る大切さを伝えていきます。

◆歌舞鼓音座　山口泰雅(やまぐちたいが)さん

▽目標
歌舞鼓音座は地域行政機関と連携を取り住み続けたいまちづくりに貢献します

▽取り組み内容
歌舞鼓音座は30年前から奈義町を中心に活動する和太鼓芸能集団であり、主な活動は夏祭り、地域のイベント、和太鼓のワークショップや、中学校の芸術鑑賞会などです。
私は歌舞鼓音座を通じ、表現力やコミュニケーション力を得ることができました。また、演奏は1 人でできないためメンバー全員で高め合い教え合うことで、お互いに学び合える場にもなっています。最近ではアメリカの方も歌舞鼓音座に入って国際交流もできています。町内外問わずマルシェやフェスティバルなど様々な場面で演奏し、それぞれの行事を盛り上げていくことによって、地域活性化を図り住み続けられる町づくりを目指しています。湧気自然塾を招き太鼓教室を開催しています。湧気自然塾とは障がい児(者)の方々の自立支援を促進する事業に取り組んでいる団体です。和太鼓を体験することで自立支援が必要な子どもたちの教育や支援の一環になればと取り組んでいます。
今後も、奈義町のPRにも携われるように活動していきます。

◆中国銀行　寺尾功(てらおいさお)さん

▽目標
地域と共にあゆむ金融機関として地域の持続的な発展とSDGsの達成を目指してまいります

▽取り組み内容
「地域、お客さま、従業員と分かち合える豊かな未来を共創する」というグループ経営理念のもと地域社会の発展への貢献と企業価値の向上に取り組んでおり、お客さまがよりよい生活を送るために様々なサービスをご提供しています。
具体的には、地域経済・社会の活性化に対して、多様なお客さまニーズに沿った各種サービス、コンサルティングのご提供や地域のSDGsの普及、次世代人財の育成、金融リテラシー向上に取り組んでいます。次世代支援や育成の取り組みでは、岡山県内企業のSDGsの取り組みを掲載した「おかやまSDGsマップ」の作成に協力し県内公立高校へ配布したり、中学校・高校で金融セミナーを開催したりするなど、未来を担う学生の支援を行っています。
今後も、SDGsが掲げる課題に取り組み、奈義町の持続的な発展に貢献していきます。