■インド三大祭典「ディワリ」を紹介
皆さんこんにちは!奈義町も段々と寒い時期に入ってきましたが、体調管理はしっかりされていますか?
今回はインドの三大祭典の一つ「ディワリ」をご紹介します。2024年10月31日はインドの「ディワリ」(Diwali)の日でした。ディワリは「光の祭典」として知られ、インドで最大かつ最も重要なお祭りです。
ディワリは「Deepawali」とも呼ばれています。「Deepa」は「土のランプ」を、「awali」は「列」を意味し、その名前の通り、ディワリの日には家の内外問わず、数えきれないほどのランプが灯されます。特にインドの家庭では、外だけでなく自分の家の中でも色とりどりのライトを飾りつけ、温かく明るい雰囲気を作り出します。また、街では花火が打ち上がる光景も見られます。
ディワリの約20日前には「ダシェラ」が祝われます。これはラーマ王子が魔王ラーヴァナに勝利したことを記念するお祭りで、その後ラーマ王子、シーター姫、ラクシュマナ王子が故郷のアヨーディヤに帰還します。ディワリは、彼らが14年ぶりに故郷に戻ったことを祝う日であり、悪に対する善の勝利を象徴するお祝いです。
このお祭りは5日間にわたって様々な行事が続き、盛大に祝われます。
▽初日 ダンテラス(Dhanteras)
人々は家を掃除し、幸運をもたらす金、銀、台所用品を購入します。
▽2日目 チョティ・ディワリ(Choti Diwali)
家を飾り、床にランゴリ(砂絵)を作り、ランプを灯します。
▽3日目 ディワリ(Diwali)
お祭りのメインの日で、ヒンドゥー教の太陰暦で最も暗い夜(新月の夜)に祝われます。この夜、ヒンドゥー教徒は女神ラクシュミを祀り、幸運を祈ります。無数のランプが灯され、最も暗い夜を光の夜に変えます。この日、人々は新しい服を着て爆竹を鳴らし、家族や友だちと一緒においしい食べ物やお菓子を楽しみ、プレゼントを交換します。まるで日本のお正月のような日です。
▽4日目 ゴヴァルダン・プージャ(Govardhan Pooja)
地域によって異なる名前で呼ばれ、クリシュナ神がインドラに勝利したことを祝います。クリシュナ神はゴヴァルダンの丘を小指で持ち上げ、インドラの怒りから人々を救いました。
▽5日目 バイドゥージ(Bhai Dooj)
姉妹は兄弟の幸福と長寿を神に祈り、兄弟はお返しに姉妹に贈り物をします。
私の出身地、ジャイプールもディワリの時期には美しいイルミネーションが施されます。街全体が色とりどりの光で輝き、華やかな雰囲気に包まれます。特に、ジャイプールの市場や家々が装飾される様子は素晴らしく、訪れる人々を魅了します。ディワリの期間中、インドの家庭ではライトアップが行われ、各家が個性的なデザインの飾りつけを施しています。このような飾りは家族の絆を深め、周囲に喜びを分かち合うことを意味しています。
ディワリの祭りは、家族や友人とともに過ごす特別な時間であり、笑い声や祝福の声が響き渡る楽しい日です。ぜひ皆さんもインドで一度ご覧になってみてください。
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