■自殺対策強化月間 ゲートキーパーについて
日本原病院では町の皆さんのこころの健康維持・増進のため、健康に関する記事を掲載させていただいています。3月は「自殺対策強化月間」として、自殺防止に向けた集中的な啓発活動を実施しています。
自殺の背景には、精神疾患などの健康問題や経済・生活問題、家庭問題などの様々な要因が複雑に関係しているといわれています。悩んでいる人を支えて自殺を阻止するためには、個人の問題としてだけではなく、地域社会全体で対策に取り組んでいく必要があります。
◇命を繋げるゲートキーパー
ゲートキーパー(命の門番)とは、家庭や地域、職場、学校など様々な場面で、悩んでいる人、困っている人の「変化に気づき」「声をかけ」「傾聴」し、必要な支援に「つなぎ」そして「見守る」地域のサポーターをさします。特別な研修や資格は必要ありません。誰でもゲートキーパーになることができます。どれか1つができるだけでも、悩んでいる方にとっては大きな支えになるでしょう。
(1)家族や仲間の変化に気づく
(2)相手の状況を気に掛け声をかける
(3)本人の気持ちを尊重し耳を傾ける
(4)早めに専門家に相談するよう促す
(5)温かく寄り添いながらじっくりと見守る
あなたの周りで悩んでいる人がいたら、やさしく声をかけてあげてください。地域に住む皆さんがお互いに声をかけあうことで、不安や悩みを少しでも和らげることができるかもしれません。また、ご自身のことや周囲の方について心配なことがある場合は、お気軽にご相談ください。
問合せ:こども・長寿課
【電話】36-6700
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