■第12回 高血圧の予防について(5) 運動について
高血圧の予防について、最後となる5回目は運動ついてご紹介します!
1.高血圧の予防や治療のための運動とは?
高血圧の運動療法は、血管内皮の機能を改善し血圧を下げる効果があります。
また、習慣的な運動は上の血圧を2~5mmHg、下の血圧を1~4mmHg低下させる効果があるといわれています。
運動の種類は、ウォーキング(速歩)・スロージョギング・ランニングなどの有酸素運動を、できるだけ毎日・30分以上を目安に行うことが推奨されています。
2.そんなに運動はできん!
運動することが健康に良いことは、誰でも知っていることだと思います。ですが、一生懸命やろうとすればするほど、三日坊主になりがちですよね。
でも大丈夫!この1月に厚生労働省から発表された「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」では、“今よりも少しでも多く身体を動かす”という方向性を打ち出しています。
また、“身体活動の少ない人ほど、少しの身体活動で大きな健康増進効果が期待できます。”と、わずかでも体を動かすことの重要性を示しています。
◇ポイント
身体活動とは、“体の筋肉の収縮させる全ての活動”と定義されています。
例えば、テレビを座って見る時“1時間ごとに立ち上がる”でもOKです!
記事提供:奈義町栄養委員会
協力:特定非営利活動法人 日本高血圧学会
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