■望ましい行動の見つけ方
前回までの記事でお伝えしましたが、人は望ましい行動に「注目」されることで、その行動が増え、定着します。しかし、生活の中では「できていないこと」「周囲が困ること」の方が注目されやすいものです。なぜなら、望ましい行動を取っているときには周囲の人が困ることがありません。また、せっかく望ましい行動を取っていても、そのことに水を差さないよう、そっとしておくという判断に繋がりやすいからです。
◇望ましい行動の見つけ方
日常生活の中では、一人では全てできないことでも、自分で取り掛かることはできる、全部は終えられなくても一部はがんばっているといった不完全な状況がたくさんあります。
例えば、下図のような状況では、どのように見ていくと褒めるポイントが見つけられるでしょうか。
◇25%ルール
完璧を求めると、褒めるポイントが見つけにくくなるものです。日常的な行動の中にも、実は多くの小さな「望ましい行動」が隠れています。100%できたときだけでなく、小さな成功(25%くらい)にも注目して褒めることで、意欲を引き出しながら自信と達成感に繋げていきましょう。
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