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[診療一口メモ]健康ちょっといい話

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岡山県岡山市 クリエイティブ・コモンズ

◆腎臓とクスリ
岡山市薬剤師会

腎臓は体に不要なものを尿として体の外に出す働きをしていますが、毎日24時間働き続けているため、高血圧や糖尿病などの病気がなくても年をとるにつれて疲れてきて、少しずつ働きが悪くなります。
薬などの「異物」も最終的に体から排泄されますが、大半の薬は主として腎臓から尿中に排泄されます。そのため、主に腎臓から排泄される薬を服用する場合、通常の投与量では多すぎて副作用を起こす場合があり、腎臓の機能に応じて薬の量を減らす必要があります。
もし、腎臓の検査値が悪くなり始めたら、腎臓の機能に応じた適切な量の薬を処方してもらうため、また残された腎機能を長持ちさせ、それ以上悪くしないために、対策を講ずることが大切です。

◆対策例(1)
抗菌薬やヘルペスの薬の中にも注意が必要な薬があります。かかりつけ以外の医療機関で新しく薬をもらう時には、「腎臓の働きが悪くなっている」と言われていることをきちんと伝えてください。そうすることで、他の医療機関でも腎臓に注意して薬を処方してもらえます。また薬局の薬剤師が把握していれば、注意が必要な薬剤がないか、お薬手帳などからチェックしてもらえます。

◆対策例(2)
市販の薬(かぜ薬、解熱鎮痛剤等)にも腎臓をさらに傷めてしまう薬があります。購入する時には薬剤師に相談してから購入してください。

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