区からのお知らせや魅力・取り組みなどをお届けします!
■[北区]北区まちづくりアンバサダーとめぐる!歴史の地
北区の魅力を発信する「北区まちづくりアンバサダー」が、北区の歴史の足跡をたどり、魅力を語ってくれました。
◆honokaさん(フリーモデル)
備中高松城址資料館(北区高松)では、備中高松城の水攻め関係の資料が展示されています。羽柴秀吉(後の豊臣秀吉)による水攻めや清水宗治公の自刃が実際に行われた場所で、当時の状況を思うと胸が熱くなりました。
資料館がある備中高松城址公園では、毎年夏に咲くハスが見事です!歴史を知らない人もこの地に来れば、引き込まれること間違いなし!
◆與曽井美希さん(モデル、俳優)
龍泉寺(北区下足守)は、水の神様である龍神様・八大龍王と、豊作の神様であるお稲荷様が一体となった民間信仰の霊場です。とってもかわいい干支の守護石像に癒やされながらお参りしていくと、八大龍王の御神体、龍王池が目の前に!龍王池の水は「龍王の滝」となり、足守地域を潤しています。辰年である今年、新しい龍を迎えた龍王の滝は、ひんやりと涼しく、私のお気に入りスポットです!
◆おざきゆかりさん(フリーモデル、MC)
造山古墳(北区新庄下)は5世紀前半に作られ、墳丘に入れる古墳としては日本最大です。造山古墳蘇生会の金尾さんに、分かりやすく、楽しくガイドしていただきました。自由に登れて、ゆっくり鑑賞できることが推しポイント!
心に残ったのは、前方にある石棺(せっかん)が、実は熊本県にある阿蘇山が噴火してできた石で作られたものだったこと。造山古墳の主が、日本の広い範囲まで影響力のある人だったことが分かります。
▽「北区の魅力発見! ~北区エキスポ2024~」開催のご案内
北区役所が「北区まちづくりアンバサダー」と連携し、地域の魅力を発信するイベントを開催します。
詳細は後日、北区公式Instagramなどでお知らせします。ぜひお越しください!
日時:11月30日(土)10時~16時
場所:北長瀬未来ふれあい総合公園 イベント広場(北区北長瀬表町二丁目)
問合せ:北区役所総務・地域振興課区まちづくり推進室
【電話】086-803-1656
▽北区公式Instagramで北区の魅力・情報発信中!!アンバサダーの活躍
@okayama_city_kita_ward
■[南区]歴史の宝庫福田へようこそ!
南区福田地区(旧都窪郡福田村)で、郷土史を研究し、地元小学生へ史跡めぐりの説明などの取り組みを行っている高尾(たこう)町内会長の河口(こうぐち)さんへインタビューしました!
伝(でん)・妹尾太郎兼康館跡(せのおたろうかねやすやかたあと)から、かつての「吉備の穴海」船戸を望む
「吉備の穴海」… 瀬戸内海に浮かんでいた児島と本土との間にあった浅い海
河口純一郎さん(高尾町内会 会長)
◆福田地区の歴史について教えてください
福田地区は、高尾・山田など丘陵地(きゅうりょうち)を含む西部と、安土桃山および江戸時代の干拓で誕生した古新田・大福新田の東部に分かれます。
今回は西部についてお話します。西部丘陵地の麓(ふもと)にある高尾貝塚(たこうかいづか)から出土した土器には米が付着しており、調査の結果から弥生時代最前期のものであると判明しています。このあたりは、古くから風・潮待ちの港であり、渡来人の上陸地点の1つだったと考えられています。また、平安時代末期、平清盛の片腕だった妹尾太郎兼康(せのおたろうかねやす)の館があったとも言われています。
同じく福田地区西部にある山田は、伍社神社の由緒によると1075年(承保2年)に渡来人を祖先とする秦氏(はたし)によって開かれ、同じ承保年間に伍社神社が建てられたとのことです。
こうしたことから、東部の大「福」村と西部の山「田」村が合併して誕生した福田地区は、進んだ文化の上陸・中継地点だったと言えるのではないでしょうか。
◆今後の抱負を教えてください
地域の歴史に関心を持つ人を増やす取り組みを、公民館や地域団体の皆さんと協働で進めていきたいと思います。
また、福田地区の歴史を巡るウオーキング会を実施し、より多くの人に福田の良さを知っていただきたいです。
最後に今の心境を次の句へ。「穴海(あなうみ)へ 終(つい)のすみかに舟を出す」
この句は、遥か昔に海を渡ってきた渡来人と現代の福田に住む人々の想いを重ねたものです。
海を越えた渡来人は、故郷を遠く離れた穴海の地に生涯を捧げ、自由闊達に生きていたのではないでしょうか。
現代の方に“穴海”という言葉を知ってもらい、福田の歴史や先人の労苦に思いを馳せていただきたいと思います。
問合せ:
・福田地域センター
【電話】086-282-1131
・福田公民館
【電話】086-282-3773
来月は東区と南区です。お楽しみに!
<この記事についてアンケートにご協力ください。>