今月は「防災」をテーマにお届けします!
■[北区]非常時に支えあうためのきっかけに「岡山中央学区 ふれあい祭り」
区づくり推進事業の1つ「岡山中央学区ふれあい祭り」は、平成17年から地元の実行委員会により開催されています。
岡山中央学区は、20年前に5つの学区が統廃合されてできました。統廃合の前は、各学区で小学校を中心とした地域での交流が活発でしたが、統廃合されたことで、学区の中で「地域の小学校」という認識が薄れてしまうように感じた地元の有志の皆さんが、旧5学区の「ふれあい」と「交流」を目的として、このイベントを始めました。
広いエリアに企業や飲食店が立地することから、学区内にはさまざまな地域からの移住者や外国人も多く生活しています。また過密した建物や、近くを流れる旭川などの災害リスクもあります。そのような背景から、イベント開催場所の小学校が「緊急避難場所である」という意識をもってもらいたい、という思いで「防災」をもう1つの目的としています。起震車体験や防災パネルの展示を通じ、災害の恐ろしさを伝えるとともに、小学校に備蓄されている災害備蓄品の展示をすることで、小学校が避難できる環境であることを知ってもらう取り組みが行われています。また、より愛着を持って過ごせる地域となることを目指し、地元の団体などによる屋台や、子どもたちによるステージイベントなどの「ふれあいイベント」が行われ、交流活性化の機会となっています。
問合せ:北区役所総務・地域振興課
【電話】086-803-1656
北区役所公式Instagram:@okayama_city_kita_ward
■[東区]楽しみながら防災を学ぶ ~学校×地域×公民館の取り組み~
9月28日(土)に開催された講座「たかしま防災クエスト大作戦2024」をご紹介します。
この講座は「楽しみながら防災を学ぶ」をテーマに、地域の防災士などで結成されたTKB(高島旭竜防災教育グループ)と高島公民館が実施したものです。
小学4年生が防災について学ぶ時期に合わせてTKBのメンバーが事前に学校で出前授業を行い、学んだことをこの講座で実践するという仕掛けになっています。
当日は約50人の子どもたちが参加しました。8つの防災ブースをまわって集めたコインで、モンスターと戦うための道具カードを買い、最後に「水害モンスター」「地震モンスター」とクイズ対決するという流れで、子どもたちはゲーム感覚で熱心に取り組んでいました。
ブースは地域の中高生ボランティア「高島地域づくり隊」のほか、地元企業や東岡山工業高校の生徒、中消防署、岡山大学ダンス部などが担当し、趣向を凝らした内容となりました。
いざという時に、子どもたちが自分の命を自分で守れるよう、地域一丸となって防災教育活動に取り組んでいます。
問合せ:中区役所総務・地域振興課
【電話】086-901-1602
中区役所公式Instagram:@okayama.nakaku.official
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