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自治体の皆さまへ

昭和56年5月31日以前の耐震基準(旧耐震)で建てられた木造住宅の所有者の方へ(1)

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岡山県岡山市 クリエイティブ・コモンズ

■耐震化のための補助金のお知らせ
今後想定されている巨大地震で倒壊等の危険性が高いのは昭和56年以前の基準で建てられた木造住宅です。
あなたのお家は大丈夫ですか?

「木造住宅の耐震化には補助制度もあるよ。耐震改修の補助金は令和3年度から最大100万円に増えているよ!」

1.巨大地震はいつくるかわからない
南海トラフ巨大地震が起こると岡山市で最大震度6強の揺れが想定されています

◆南海トラフ巨大地震による震度分布図
※詳細は本紙折り込みをご覧ください。
〇震度分布図のとおり、市南部を中心に市内全域で激しい揺れが想定されています。
〇昭和南海地震(昭和21年12月)
・マグニチュード8
・西大寺で震度6を観測
・4~10分近くの揺れ
・約1200戸の家屋が全壊


出典:気象庁HP震度について
【URL】https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/shindo/

2.地震被害が大きい住宅とは
倒壊の危険性が特に高いのは旧耐震の木造住宅です

◆損傷度の基準

※詳細は本紙折り込みをご覧ください。

◆熊本地震における益城町中心部の被害(木造住宅)(日本建築学会の全体調査より)
◇旧耐震

◇新耐震

◆昭和56年5月31日を境に建築基準法の耐震基準が大きく変わりました。
旧耐震:昭和56年5月以前の耐震基準で建てられた建物
新耐震:昭和56年6月以降の耐震基準で建てられた建物

◆平成28年4月に発生した熊本地震では、益城町の中心部で旧耐震の木造住宅に大きな被害が発生

・大破以上の被害では使用が不可能あるいは困難
・中破以下の被害では、修繕により再利用可能

3.地震に強い住宅にするには
ステップ(1)~(3)(補助)で地震に強い住宅にしていきます

(1)耐震診断
・専門家(木造住宅耐震診断員の資格を持った建築士)が現地調査を行い、住宅の耐震性の有無を確認します。
(2)補強計画の検討
・耐震診断の結果、耐震性が無いと判断された住宅に対して、補強方法の検討を行います。専門家とあなたの住まいについて考えます。
(3)耐震改修工事
・補強計画に基づき、柱、壁、基礎などの補強工事を実施します。

「耐震診断は、人でいう健康診断のことだね。健康診断の結果が悪かったら治療しないといけないね。」

4.木造住宅の耐震改修補助とは
(1)耐震診断
(2)補強計画の検討
(3)耐震改修工事(※補強方法等は数多くあり、あくまで改修の参考例です。)
・筋かい補強
・構造用合板補強
・金物補強
・基礎補強

「(1)はお家の天井を調べている写真だよ。(2)は専門家が今のお家について説明してくれている写真だよ。」
※詳細は本紙折り込みをご覧ください。

◆その他の耐震改修工事
・屋根の軽量化を含めたバランスの良い耐震計画
・老朽箇所の補修による劣化度の改善
など

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〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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