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津山の歴史 あ・ら・か・る・と

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岡山県津山市

■今津屋橋
写真は昭和初期の今津屋橋です。今ではJR津山駅と中心市街地とを結ぶ交通の要路となっているこの橋の歴史は、江戸時代までさかのぼります。
元々は「鍛冶場」橋といい、現在より200メートルほど下流に架けられていました。これは、年貢納入の時期に合わせて、毎年架け替えられる土橋でした。
常設の橋となったのは、江戸時代の中頃です。位置も現在の場所に移り、橋の工事を請け負った今津屋が橋詰めにあったことから「今津屋」橋と呼ばれるようになりました。
江戸時代が終わり、近代になっても今津屋橋は土橋のままでした。しかし、昭和9年(1934)の室戸台風により流失し、3年後に新たに鉄筋コンクリート製の橋(写真上)として生まれ変わりました。同じく室戸台風で流失した兼田橋、境橋、錦橋、筋違橋の5橋合同で、昭和12年(1937)5月に竣工式が開かれました。
当時の今津屋橋の手すりにはモダンな街灯が設けられており、橋上にはボンネットバスが走り、自転車や歩行者も見えます。歩道・車道の区別がなく、交通量は多くなかったと思われ、全体的にのんびりとした雰囲気が感じられます。

問合せ:津山郷土博物館(山下)
【電話】22-4567

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