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自治体の皆さまへ

もしもの時に大切なご近所とのつながり

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岡山県津山市

9月は防災月間です。新型コロナウイルス感染症の影響で、近所の人との関係などが希薄になっていませんか。災害が起きた時、近所同士の協力は大きな防災力になります。いま一度、地域での防災・減災について考えてみましょう。

■ご近所で『近助』
防災を考える時、大切なのが「自助」「共助」「公助」です。「自助」は、自分の命を自分で守ること。「共助」は地域で助け合って自分たちで守ること。「公助」は、国・県・市などの行政機関が災害に備えたり、支援を行うことです。多くの命を守り、災害に強いまちにするためには3つの連携が大切です。
災害が起こると、個人では解決できず、近所の人々と協力し合わないと乗り越えることができないたくさんの問題が降りかかってきます。
阪神・淡路大震災で家屋が倒壊した人のうち、約3割が「友人・隣人」に救助されたと報告されていて、多くの人の命が、近くにいる人の助けによって守られました。
日頃から顔の見える関係づくりや、近所の助け合いなどを心掛け、いざという時に地域ぐるみで助け合えるようにましょう。

◇教えて!防災リーダー 1分でわかる災害への備え
災害に備えて気を付けたいポイントを動画で紹介しています。ぜひご覧ください。
※本紙掲載の二次元コードからご確認ください。

◇阪神・淡路大震災での救助主体など

出典:日本火災学会「1995年兵庫県南部地震における火災に関する調査報告書」

◇主な共助の取り組み
・高齢者、障害者などの避難支援
日頃から避難行動が困難な人などを知っておき、避難の際は手助けできるようにしておく

・顔の見える関係づくり
日頃からのあいさつや声掛け、地域イベントなどに積極的に参加する

・近所の助け合い
近所付き合いを大事にし、いざという時に助け合える関係を築いておく

■避難行動を促す3つのスイッチ
「避難スイッチ」とは、実際の避難行動を起こすきっかけのことで、主なものは次の3つです。

◇(1)行政からの避難情報
「警戒レベル3高齢者等避難」「警戒レベル4避難指示」など

◇(2)家の周りなどの異変
日常とは違った変化に気付く。「普段は水が流れていない小川の水かさが増している」など

◇(3)近所からの呼びかけ
家族や近所の人からの避難の呼び掛け。「こんな情報が出てるけど一緒に避難しませんか?」といった声掛けなど

災害が起こった時の迅速な避難行動が、周りの人の避難行動を促すことにつながります。常に早めの行動を心掛けましょう。

問合せ:危機管理室
【電話】32-2042

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