「脱炭素先行地域」を活用し、教育環境の向上を進めています。

9／29

「脱炭素先行地域」を活用し、教育環境の向上を進めています。
小学校・中学校にLED照明器具と高効率空調機を導入しました。

本年度では小学校と中学校に子どもたちの教育環境の向上と省エネによる経費の節減を目的としてLED照明器具と高効率空調機の導入を行いました。今月号では、導入の取り組みについてご紹介いたします。

■取り組み(1)照明器具を蛍光灯からLEDへ交換
小中学校の全ての照明器具を蛍光灯から、少ない電力消費量で従来よりも校内全体が明るくなるよう、LED電灯に取り替えました。

■取り組み(2)高効率空調機の導入
新型コロナウイルス感染症が蔓延したことで、「換気」設備の重要性が格段に上がりました。今回、教室やコミュニティスペースに導入した高効率空調機は、冷暖房で調整した室内の温度を保ったまま、窓を開けずに屋内と屋外との空気を常時入れ換えることのできる換気設備です。この設備の導入により、感染症対策にも効果が上がるとともに冷暖房の効率も大きく上がります。
また、令和6年度からも以下の再エネ・省エネ設備整備を順次導入していく予定です。
・窓ガラスを高い断熱性と遮熱性を持つ…真空遮熱ガラスに交換
・地中熱を利用した井水冷房設備(井戸水で冷やした空気を冷房として利用)を導入
・屋根上への太陽光発電設備の導入
以上の5つの取り組みにより、年間CO2排出量は全体で170トン削減される見込みです。再エネ・省エネを実践しながら、子どもたちの安全・安心な教育環境づくりを目指していきますので、村民の皆さまにはご不便をおかけする時期もあるかと思いますが、ご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。

村は、2022年4月に環境省から「脱炭素先行地域」の選定を受けました。「脱炭素先行地域」とは、2030年までに民生部門の電力消費によるCO2排出実質ゼロ(排出する量と、吸収する量を均衡させること)を目指す地域のことです。2027年までの5年間で、公共施設や観光施設、村営住宅などへの太陽光発電の導入や省エネルギー設備の導入、電気自動車の導入を行います。

問合せ：地方創生推進室
【電話】79-2221