例えば「火起こしを試してみたい!」をすぐにできる環境や「カフェでお客さんにクッキーを食べてもらいたい!」を実践できる環境が村に常設される未来が近づいてきました。
今年度、西粟倉村の豊かな学習資源をさらに活かし、子どもたちが「生きるを楽しむ」ことを実現できるように日本財団の「子ども第三の居場所事業」の助成をいただきながら拠点整備を進めています。
場所は、あわくら会館裏の創作館。長らく人が集う場所として使っていませんでしたが、手を加えて子どもたちが「やってみたい!」を自分たちで叶えていくための環境をつくります。建物の構造はそのままに、建物内をいろいろな取り組みができる環境に改修し、令和6年3月にオープンを予定しています。
居場所は安心・安全な、居心地の良い空間を目指すことはもちろん、学習の拠点として展開していく予定です。主な機能は(1)自然遊びの出撃基地、(2)文化交流のおもちゃ箱、(3)やってみたい!を追究する工房の3つを実装していきます。
文部科学省が発表した調査によると「自然体験」「文化体験」「社会体験」は子どもたちの発達において「自尊心」「向学心」「しなやかさ(レジリエンス)」などの心の発達に寄与するという結果も出ています。
日本財団助成の居場所事業は「コミュニティモデル」という多世代が交流する場を目指しています。小学生だけでなく、中高生や大学生、そして大人の皆さんにも利用していただける場所になる予定です。
工事の進捗状況と合わせて、またどんなことをしていくかをお伝えしていく予定です。続報にご期待ください!
教育コーディネーター 福岡要
問合せ:一般社団法人Nest
<この記事についてアンケートにご協力ください。>