議会だより 定例議会令和5年9月(3)

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▼質問事項　福井議員(2)
あわくら地鶏養鶏場・ふれあい公園入口トイレ改修工事について

▽質問要旨
この件は、昨年9月と12月の定例議会で二度にわたり質問しました。村長・産業観光課長から「施設が放置されている状況は停滞感を免れません。ご指摘を重く受け止め、対応してまいります。」「建物の老朽化等もあり、除却を含めて今後進めていく」という答弁がありました。この時の答弁が未だに実行されておりません。トイレの工事は中断したままです。私は昨年の一般質問総括にて、進捗が遅いようでしたら、また一般質問しますと括っております。その後どうなりましたでしょうか。

▽答　青木村長
鶏舎につきましては現状での利活用という方向で、現在新たな事業者との協議が進行中であります。また旧トイレの撤去に関しては、屋根を残して雨宿りができる東屋としての利活用を考えたため、しばらく時間を置きながら予算を追加し、木材内張等を施す予定としております。決して放置しているという訳ではありませんので、担当部局へお問合せ願えればと思います。

▽答　萩原産業観光課長
あわくら地鶏養鶏場ですが、村内の住民の方から利用したいという相談を受けています。鶏舎として活用を検討されており、施設の貸出しについて協議を進めています。
ふれあい公園のトイレは、当初は撤去する方針でした。その後、東屋として活用する方針になり、可能な限り当初予算の範囲内での対応で進めています。現在、トイレ設備の撤去は完了しましたが、一部手洗いのところのタイル貼りが残っています。今後、木材を使って内張を行い、ベンチを設置して、東屋として使えるよう進めているところです。

▽結　福井議員
養鶏場は、決算書に土地の賃料2万円が載っています。これも大切な税金です。早急にその話を進めて、使わなくなったもの、使用される見通しのないものは、速やかにそれなりの措置を取っていただきたいと思います。
トイレの工事は、やっている業者さんに、これで終わりかと聞いたら、予算がないからストップしてくれと言われたと私は聞いたので、この質問をして聞こうと思った次第です。早急に先ほど言われたことを進めて下さい。

■芦谷武司議員
▼質問事項　芦谷議員
人権の視点からみた学校・公共施設の課題

▽質問要旨
(1)小中学校児童生徒の制服および校舎の施設について大阪市が2019年に実施した性同一性障害についての調査結果によると、3.3%の人が該当者である。また先日の新聞記事によると、11人に1人が該当者で、カミングアウトしている割合はその4割程度だと報じられている。集団のルールに合わせた生活のしづらさを感じている人が多数いるという認識に立った施策が求められる時代である。この観点に立ち、学校の制服・持ち物・更衣場所・トイレ等について見直す時期に来ているのではないか。
(2)公共施設の男性トイレについて病気や加齢に伴う尿失禁や頻尿などで、おむつや尿漏れパットを使用する男性が増えている。男性トイレにサニタリーボックスを置く対策が県内の自治体でも進んでいる。本村は県外から多くの方が観光に来られる。村民はもとより誰もが安心して出かけられる環境づくりが必要ではないか。

▽答　関教育長
学校生活の様々な場面の支援は、本人、家族と充分話合い、該当者に適した対応をすることにしています。服装、髪型、更衣室、トイレ、呼び名、体育、部活動、宿泊研修など、事例を参考に取組をしています。制服については、誰もが安心して着られる制服を検討してはと考えています。更衣室やトイレは、財政上の問題もあるので、計画的に進める必要があります。

▽答　高木保健福祉課長
高齢者だけでなく、若くても病気による排尿障害の方はいらっしゃいます。サニタリーボックスがあれば、使用済みのおむつ等を安心して廃棄できます。役場をはじめ公共施設は、率先して設置したいと考えています。また、不特定多数の来客がある観光施設にも、しっかりと意義を伝え、男性トイレへのサニタリーボックス設置に協力していただけるよう、努めてまいります。

▽結　芦谷議員
カミングアウトしない、できない子どもが多数いるという認識に立ち、対応していただきたい。県立中学校・高校は制服に関して取組がすすんでいます。また真庭市では小学校には制服がなく、中学校は6校中5校が全員ズボン着用可です。さらに男女兼用の多目的トイレを造り、更衣室は別室に用意しているそうです。今後計画的に進めていただきたいと思います。多様性を受入れる力は一生の財産になると思います。
村内の男性トイレを見て回りました。サニタリーボックスの設置がまだできていないところもあるし、それを置くことでゴミ箱に使われてまずいところもあります。その辺判断が必要ですが、よろしく対応お願いします。