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解説!村のあれってどうなっとん?西粟倉の「今」を紐解く(1)

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岡山県西粟倉村

西粟倉村では、現代社会のめまぐるしい変化に対応しながら、世代を問わず村民のみなさんにとってより良い「むら」になるよう、様々な取り組みが進んでいます。しかしながら「地方創生」という言葉が聞こえてくる中で、実際には何がどのように自分の生活とつながり関わっているのか分からないと感じている方も多いのではないでしょうか。今月号から始まる毎月の特集では、みなさんの生活により近い視点で西粟倉村で行われている「取り組み」、「制度」、「動き」に着目し、西粟倉村の「今」とみなさんの「暮らし」がつながるようお伝えしていきます。

■今月のテーマ 西粟倉で始めるのびのび子育て
▽西粟倉村の現状‒働くお母さんの増加
現在、世帯での移住が増えた西粟倉村では、単独世帯及び核家族が緩やかに増え、反対に3世代世帯が減少しています。また、母親の就労状況として就学前児童の母親の8割が就労しており、家族だけではなく、身近な人や地域で見守っていく体制やサポートが重要となっています。
子育てに関する背景やニーズは年々変わっています。西粟倉村では、これらに応えるため、さまざまな取り組みを行っています。西粟倉での「のびのび」子育てが実現するよう、これから子育てを始める方だけでなく、子育てを見守り、ご支援いただく、地域のみなさんにも知っていただければと思います。

▽「どうすればいい?」「あんなことして欲しい…」そんな時の窓口です。気軽に声をかけてください!

西粟倉村では平成29年4月に役場、保健福祉課内に「子育て世代包括支援センター」を立ち上げ、更に助産所がある強みを活かし、保健師と助産師による産前からのサポートを開始しました。自治体と助産師が提携を組んで産前からの支援を行っているのは珍しい取り組みです。
村内でも夫婦2人だけで子育てされる世帯が増えていて、周りの大人の手があるかといわれると少ないのではと感覚的に感じています。お母さんはもちろんですが、ご家族みんなで気軽にサポートをご利用ください。

保健福祉課保健師 上野恵里

■村に助産所がある強みを活かして
今はネットで調べればすぐに出産育児に関する情報も手に入れることができます。良いとされている方法が合わず、逆に不安につながることもあります。育児に正解はないのですが、1人ひとりの赤ちゃんに合った、ご家族にとっての正解を生み出すことは可能です。専門的な知識や判断など、お伝えしたことがそのヒントになれば嬉しいです。親御さんの背中に羽が生えたかのように軽やかになるお手伝いをしたいです。
本来、子育ての責任は親御さんだけが背負うものではなく、社会や地域全体で支え合うものです。赤ちゃんや子どもたちに、温かい声をかけ、笑顔を向けるだけでも支えになります。
こじか助産所 猪田敦子

▽産前
保健福祉課に妊娠の届けをした際に、産前からの支援についてご紹介し、助産師と直接繋がれる体制を整えています。産前の情報提供などを行う「マタニティクラス」は妊娠前期、中期、後期に合わせて全3回を基本とし、場所や時間はお母さん、ご家族に選んでいただけます。

▽産後直後
マタニティクラスの中で希望された方に、助産師がご自宅に訪問し、沐浴を行います。病院では教わらなかった豆知識や、ご自宅に合わせた沐浴の方法をレクチャーします。

▽利用者の声
・自分で場所を選べるのも助かりました。
・猪田さんのお人柄が良く、顔を見るだけで安心できます。
・母親や赤ちゃんの気持ちも聞いてくださり、要望に沿って柔軟かつ丁寧に対応してくださりました。

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