■今月のテーマ 村の診療所ってどうなっとん?
▽はじめに
広報にしあわくら8月号の折込チラシはご覧いただけましたでしょうか?今、村内ではスマートフォンを使った、生活習慣を改善する取り組み「スマホで健活」が行われています。9月4日(水)に診療所で説明会が行われ、今回は10人がこの取り組みで、健康管理を行います。
この取り組みは、令和6年度に策定された「第3次健康にしあわくら21計画(西粟倉村健康増進計画、西粟倉村食育推進計画)」の重点分野の一つ「未病を含む統合健康管理」の取り組みとして企画され、村唯一の医療機関である「西粟倉村国民健康保険診療所(以下診療所)を主導に行っています。
今回の特集では、村の重要な医療機関である、診療所を取り上げ、どのような検査ができるのか、「スマホで健活」から見えてくる、診療所の課題と今後について紹介します。みなさまも、診療所をかかりつけ医療機関として利用しましょう。
▽村唯一の医療機関 診療所について
村の診療所は、昭和9年の5月に開設されました。現在まで、約100年間村の医療機関として運営されています。
現在、常勤の看護師3名と事務員1名さんと周辺の病院から派遣された医師で、村の医療を支えております。
▽そもそも診療所と病院の違いってなに?
病院とは、20人以上の患者さんを入院させるための施設のことを言います。診療所は、患者さんを入院させるための施設を持たない所、もしくは19人以下の患者さんを入院させるための施設です。
・日本では、患者さんが自由に受診する医療機関を選択できます。そのため、軽症の患者さんが「大きな病院なら安心だから」という理由で大きい病院ばかりを選んでしまう問題が起きています。
▽こんなこともできる診療所の検査・設備
村の診療所ではさまざまな医療設備を用いた検査を行うことが出来ます。普段、利用していない方でも身近にさまざまな機能を持っている医療機関があることを知っていただければと思います。
他にも、診療所では健康診断も行うことが出来ます。その健診結果を診療所に持っていき、結果についての相談や身体の困りごとの相談に応じます。
自身の健康について知りたい方は、ぜひ診療所を利用しましょう。
▽血圧脈波検査
この設備は、腕や足に血圧を測るときに用いるマンシェットを巻き10分程度で、測定を行います。自身の血管がどの程度ダメージを受けているのか調べられることが出来ます。
村民であれば500円で血圧脈拍検査を行うことが出来ます。
▽レントゲン検査
胸部・腹部・手足などのレントゲン検査をおこなうことが出来ます。この検査機器により、臓器の異変や骨折の有無などを検査することが可能です。
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