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JMATとしての活動@能登半島地震

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岡山県西粟倉村

Japan Medical Association Team(JMAT)としての活動@能登半島地震

2024年1月1日に発生した能登半島地震被災地支援として2月15日から18日の4日間、津山中央病院看護師2人、津山医師会事務とともに医療支援に行ってきました。

Japan Medical Association Team(JMAT)の目的は地域医療の復興までの支援であり、被災した医療機関に対する支援や被災者の医療福祉的な面のサポートを行うことです。

今回私の仕事は金沢市より県南部の統括と言われる業務でした。統括という仕事は被災地や避難所の現場に直接行く仕事ではなく、実働部隊を調整・指示し、トラブルに対応する役割です。担当地域には約5000人の被災者が約250箇所の避難所に点在しており、被災者のニーズは多岐にわたり、個々の状況に合わせた適切な医療支援が求められました。頭を悩ませた4日間でしたが、医療支援を必要としている方々の助けに、少しでも貢献できたことを嬉しく思います。

大規模災害では多くの方が一斉に被災地から避難されます。高齢者・慢性疾患を抱えた患者・ハンディキャップを抱えた方も急に地元の医療・福祉から切り離された状況となります。「前もっての準備を」とよく聞く言葉ですが、「言うのは易し、行うは難し」です。西粟倉村の医療を担う一員として、今回の経験を還元出来るよう努めていきたいと思います。

地震から2ヶ月が経ち、テレビでの報道も縮小されてきていますが、まだまだ支援が必要な状況は続いています。
拙い文章にはなりますが、復興を心より祈り活動の報告とさせていただきます。

西粟倉村国民健康保険診療所・美作市立大原病院 谷本尚吾

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