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解説!村のあれってどうなっとん?西粟倉の「今」を紐解く(1)

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岡山県西粟倉村

■今月のテーマ 新しい宿泊交流施設ってどうなっとん?
▼新しい宿泊交流施設オープン
令和6年5月16日、約半世紀にわたり村民に愛された「国民宿舎あわくら荘」の跡地に、新しい宿泊交流施設がオープンしました。
その名前は、「100年の森のホテル栞(しおり)」
4月27日の内覧会では、約200人の方が訪れたことからも多くの村民の方が「どうなっとん?」「どうやって利用したらいいん?」など関心を持たれているのではないでしょうか。今回の特集では、栞(しおり)の館長である石井さんにインタビューを行い、思いや宿泊施設やレストランの料金やサービスをお聞きしました。

▽ワンテーブルとは?
栞(しおり)を運営しているのは、宮城県に拠点を置いている「ワンテーブル」という会社です。東日本大震災での経験を起点として、防災非常食ゼリーの製造・販売を手掛けています。また、地方創生事業にも参画しており、村外では、ホテル・カフェ・海の駅の運営、村内ではあわくらんど、黄金泉など観光施設を、従来の第三セクターに代わって経営し、民間ノウハウによる健全化に取り組んでいます。
今回、栞(しおり)の館長である石井佳宏(いしいよしひろ)さんにコンセプトや注目してほしい所などお話をうかがいました。

▽「栞の名前の由来」
ー宿泊交流施設に「栞(しおり)」という名前には、どのような思いがあるのでしょうか。
石井:栞に来れば、「栞というホテル楽しかった」「景色がすごくよかった」など、本の栞(しおり)のように人生の一ページに栞を挟んでほしいという思いから名付けました。

▽「各建物の名前の意味」
ー宿泊する部屋の名前には、紅掛空(べにかけそら)や東雲(しののめ)など、普段の生活の中では聞かないような名前をつけているのはなぜでしょうか。
石井:山や森の色は、緑一色ではなく様々な色があります。そこから日本の伝統色である紅掛空(べにかけそら)、東雲(しののめ)などを名づけています。

▽「栞のコンセプト」
ー新しい宿泊交流施設を建てるにあたって、どのようなことを大切にしましたか?
石井:周りが木々や山に囲まれている場所だからこそ、山の風景に溶け込むようなデザインになっています。西粟倉村の木材を使った外壁や内装などの暖かさに直で触れて感じていただきたいと思っています。せっかく自然の中にお越しいただくのでデジタルデトックス(デジタル機器から距離を取り、心身の疲労やストレスを軽減すること)をしていただきたく思っています。部屋には、テレビを置かず、周りに何もない場所で日々の喧騒を忘れ、ゆったりとした時間を楽しんでもらいたいです。

▽「注目してほしい所」
ー栞(しおりに)に訪れたとき、一番注目してほしいところはありますか。
石井:全部注目してもらいたいのですが、全ての建物に大きい窓が備えつけられています。その窓から村の雄大な自然を見てほしいです。村の方々にとっては見慣れている景色でも見る人によって大きな価値を持っています。訪れる皆様にはその価値を提供できればと思っています。

▽「村民の方にメッセージ」
ー最後に、村民の方々にメッセージをお願いします。
石井:
あわくら荘という村を象徴する施設がなくなり、新しくできた栞(しおり)はあわくら荘の面影は少ないかもしれません。皆さまの思い出に新しく加えられる施設になりたいという思いをもっています。あわくら荘と同様、またはそれ以上に村民の皆様に栞(しおり)が愛されるように頑張っていきますので、今後ともよろしくお願いします。
また、村民のかたであれば、電話予約に限り、村民割引を予定しております。ぜひ栞(しおり)にお越しください。

▽村民割引とは?
村民割引に関しては1家族(団体)1回でお願いします。スイートやメゾネット利用で4名様であれば1名につき1000円割引いたしますので、4000円割引になります。
※電話での予約のみ対象。チェックイン時に村内住所確認が必要。村外の方は親族やご友人でも割引対象外とさせていただきます。

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