▽今、行われている取り組みは?
今、村内ではごみにまつわるさまざまなイベントや取り組みが行われています。6月23日には、あわくら会館で「ごみの学校in西粟倉」が開催されました。このイベントでは、村内資源循環についてみんなで考えました。イベントの様子については、25ページの「むらまる通信vol.33」に掲載しております。今回紹介する、「あわくらコンポスト部」の代表である西岡真生子さんは、このイベントにも登壇しました。「あわくらコンポスト部」について西岡さんにインタビューを行いました。
▽なぜコンポスト部を設立しようと思ったのですか?
家で出る生ゴミを堆肥にし、村内で野菜を作る。その野菜を食べ、またコンポストへとぐるぐる循環できたら素晴らしいな~と。自分たちの出来る事からゴミを減らして循環させ、野菜をつくること、環境のこと身体のことを少し考えるきっかけになればと私たちは「あわくらコンポスト部」をはじめました。
▽村内のごみ問題についてどのように感じていますか?
ひとりひとりがゴミに対して何か気づきや疑問を実践を通して感じるきっかけが必要だと思っています。段ボールコンポストをはじめると、『ゴミ出しのゴミが軽いっ!』『匂いもない!』とすごく気持ちが快適なことに気がつくんです。そうすると次は生ごみが減らせるように料理したり、健康な食生活を考えるようになったり、プラスチックゴミが多い事が気になって買い物の時にプラ包装されているものをさけたり、ゴミをもっと分別したくなったり。段ボールコンポストを通して身近な暮らしの中での循環を身近な地域の人たちと考えられたらという想いも込めて『ぐるぐるマーケット』という集まりも開催しています。段ボールコンポストの展示やワークショップ、部員によるお店をしていますので、ご興味あれば来てください(8月3日に開催を予定しています。次回は11月開催予定)。
▽コンポスト部に加入するにはどうするのか?
インスタグラムアカウントにメッセージをください。段ボールコンポストの機材代(部費)として二千円払って頂いて、段ボールコンポストを実践してもらえれば部に加入できます。わからない事や困ったことがあれば、直接聞いてもらっても良いですし、部員専用のLINEのオープンチャットにて他の部員さんに質問できます。一人だとなかなか挑戦しにくいことも仲間がいると楽しいです。うまくいかない事もありますが、一度挑戦してみてください。
▽ダンボールコンポストの使い方
(1)生ゴミの下準備をする
コンポストに生ごみを入れる前に水気を切っておきましょう。
(2)コンポストに入れる(生ゴミはなるべく新しいうちに投入しよう!)
コンポストの設置場所は、雨や直射日光が当たらない風通しの良い場所を選びましょう。
(3)全体をかき混ぜる(毎日混ぜましょう!)
生ゴミを投入したら、上から土をかぶせかき混ぜます。かき混ぜることで空気を取り込み、生ゴミと土を混ざり合わせることで、分解・発酵が進みやすくなります。
▽公式LINEを活用しよう
村の公式LINEでは、ごみの収集に関して便利な機能があります。ぜひ公式LINEを登録しましょう。
便利な機能について:
・ごみの日通知設定ごみの日通知設定を行うと、夜の7時に次の日のごみの種類を通知します。
・ごみのAI分別回答捨て方のわからないごみなどを、AIが自動で回答してくれます。
▽村のごみ問題って?
村内には、人目に付かない林道などが多く、ごみが道などに捨てられており、不法投棄が問題になっています。役場には毎月、「不法投棄を見つけた」と、連絡をいただきます。
▽不法投棄の対策は?
この不法投棄に対して、官民一体となって対策を行っています。
・不法投棄ごみ監視重点地域への監視カメラ設置(6か所)
・通年不法投棄監視(株式会社百森)
・年2回不法投棄監視パトロール及び投棄ごみ回収作業委託(シルバー)
この対策により、今年のクリーン作戦では、ごみが以前をより少なくなりました。もし、不法投棄を発見したら、役場の産業観光課にご連絡をお願いします。
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