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自治体の皆さまへ

認知症の人やその家族に優しい赤磐市へ

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岡山県赤磐市

9月21日は「認知症の日」です

認知症は、誰にでも起こりうる病気で、さまざまな原因で発症することが分かっています。
市では、認知症の高齢者が安心して暮らせるまちづくりを目指して、広く市民に認知症の理解を呼びかけるとともに、多くの人に認知症予防に取り組んでもらえるような活動を勧めています。
また、認知症の対応や支援で悩んでいる人を、専門職につなげることができる体制を整えています。

【1】認知症の理解を深める
もし認知症になっても、周囲の人が認知症の正しい知識を持ち、認知症の人やその家族を支える手立てを知っていれば、尊厳ある暮らしをみんなで守ることができます。

▽認知症サポーターになりませんか
市では、認知症を正しく理解し、認知症の人を地域や職域で温かく見守る認知症サポーターを養成しています。これまでに、地域の人や企業で働く人、小・中学生など約3600人の認知症サポーターが誕生しています。また、認知症サポーターを養成する講師役として、市民ボランティアや市内の専門職が活躍しています。

【2】認知症予防活動を支援する
認知症の予防には、運動の習慣やバランスのとれた食事といった生活習慣病の予防の他に高齢者の意欲向上につながる活動や「通いの場」などへの参加を通じて他者と交流することが有効だということが分かっています。そこで市では、高齢者のボランティア活動の支援や「通いの場」づくりに力を入れています。

▽ボランティア活動の支援
自身の健康づくり、また知識や経験を生かして力を発揮する場としてボランティアの活動を応援しています。現在約200人の介護予防支援ボランティアが、認知症になっても安心して暮らせる地域づくりのために活動しています。

▽「通いの場」づくり
市では、公民館活動やいきいき百歳体操の集いの会など、身近で気軽に参加できる「通いの場」の拡充と参加を勧めています。
その他にも地域包括支援センターが開催する出前講座や認知症予防教室などで認知症予防について紹介しています。

【3】支援体制を整える
認知症になっても安心して暮らすために、市では医療や介護の専門職が協力して支える体制を構築するとともに、地域で見守る体制作りに努めています。

▽相談支援の充実
認知症など高齢者に関するさまざまな悩みごとに対して、高齢者の相談窓口である地域包括支援センターを設置しています。

▽認知症初期集中支援チームの設置
認知症の初期の段階から集中的にサポートするために、認知症専門医や医療・介護の専門職で構成された認知症初期集中支援チームが、支援の必要な人に対して訪問などを行い、医療機関への受診や介護保険サービスなどにつなげています。令和4年度は5事例に対してチームで支援しました。

▽在宅療養を支える連携体制の推進
認知症の人が、その容態の変化に応じて切れ目のない医療・介護の提供を受けることができるように、かかりつけ医をはじめとした医療機関と介護事業所などの関係機関の専門職が日頃から連携をとり、認知症の人やその家族を支えています。

▽認知症高齢者等SOSネットワーク
認知症などにより徘徊のおそれがある人の情報を事前登録しておくことで、認知症の人が行方不明になった場合に、協力市民や協力事業所に、メールやFAXで情報が発信され、迅速な保護につなぐことができる「認知症高齢者等SOSネットワーク」など、地域で見守る体制をつくっています。認知症で道に迷う心配がある人やその家族、地域の見守りに関心のある人は介護保険課まで連絡してください。

■認知症の人とその家族を支える地域づくり
(1)認知症の理解
・認知症サポーター
・認知症講演会認知症の人とその家族

(2)認知症の予防
・介護予防支援ボランティア
・認知症予防教室
・いきいき百歳体操の集い
・さんさんカフェ(認知症カフェ)
・公民館講座
・あたまの健康チェック など

(3)認知症の支援体制
・相談支援
・認知症初期集中支援チーム
・医療・介護専門職の連携
・認知症高齢者等SOSネットワーク
・成年後見制度 など

■市では、これからも認知症の人ができることを生かし、希望や生きがいを持って自分らしく暮らし続けることができる社会の実現に向けて、市民の皆さんやさまざまな関係機関と手を取り合っていきます。

問合せ:
介護保険課地域支援班【電話】955-1460
地域包括支援センター
本庁【電話】955-1470
赤坂分室【電話】957-2334
熊山分室【電話】995-2336
吉井分室【電話】954-2533

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