■子どもたちが夢と希望を持てるまちの実現を
赤磐市長 友實武則
明けましておめでとうございます。令和6(2024)年の新春にあたり、市民の皆さまには、輝かしい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
旧年は、新型コロナウイルス感染症の影響で自粛していた各種行事をほぼ4年ぶりに開催することができ、地域の活気とにぎわいが戻ってきたと実感いたしました。開催にあたりご尽力、ご支援いただきました皆さまに心から感謝申し上げます。
一方で、感染症による打撃や、世界的な紛争による物価高騰など、社会経済環境は未だ不安定と言わざるを得ず、市では、事業者の負担軽減、市民の皆さまの生活支援のため、国県からの支援の隙間を埋め、上乗せとなる事業に取り組んでおります。
本年は、明るい兆しをより確かなものにするため、引き続き地域のにぎわい創出や職住近接のまちづくりに向けて取り組み、子どもたちが夢と希望を持てるまちの実現に尽力してまいります。
最後に、市役所の耐震改修工事につきましては、市民の皆さまの利便性を優先しながら、順次改修後の庁舎へ機能を移す予定としております。引き続き、ご理解とご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。
新しい年が皆さまにとって幸多き一年となりますよう、心からお祈り申し上げ、年頭のごあいさつといたします。
■「誰一人取り残さない教育の実現」を目指して
赤磐市教育委員会教育長 坪井 秀樹
明けましておめでとうございます。平素から、教育行政推進にご理解とご協力をいただき厚くお礼申し上げます。
教育委員会では、最終年度となる赤磐市教育振興基本計画を確実に推進するとともに、新たな振興計画を国や県の動向を注視しながら策定し、学校、家庭、地域社会が、それぞれの役割を果たしながら、連携・協働を進め、質の高い教育を進めていきます。
学校教育においては、働き方改革をはじめ、直面する多くの課題を解決し、「個別最適な学び」と「協働的な学び」を一体的に充実していく「令和の日本型学校教育」の実現を目指します。同時に、「心の教育」を強化し、いじめ・不登校などの課題解決を図るとともに多様な社会貢献活動や体験活動を推進します。また、「魅力ある学校・園づくり」の取り組みを進めるために、学校組織および運営の在り方を見直し、地域の特性やニーズに対応した学校・園づくりを積極的に進めます。
社会教育においては、生涯学び続ける意欲を喚起する生涯教育の推進や生涯にわたるスポーツライフの実現を目指すとともに家庭教育支援の充実を図ります。また、貴重な文化財保護ならびに地域に根ざした文化・芸術活動を促進します。
国は、次期教育振興基本計画における方向性のキーワードとして「ウェルビーイングの向上」をあげています。ウェルビーイングとは、「人それぞれが幸せや生きがいを感じるとともに、人を取り巻く場や地域が幸せや豊かさを感じられる良い状態」であり、これは、現在進めている「誰一人取り残さない教育の実現」(インクルーシブな学校・園運営)と一致するものです。赤磐市教育委員会は、教育行政の活性化に努め、先見性と創造性を発揮しながらその使命を果たしてまいります。
■二元代表としての重責を果たす取り組みを
赤磐市議会議長 佐藤 武
市民の皆さまにおかれましては輝かしい新春をお迎えのこととお喜び申し上げます。
さて、多くの方々を不安に陥れた新型コロナ感染症の位置づけが5類に移行したことなどに伴い、昨年はさまざまなイベントが復活し、にぎわいを見せました。皆さまの笑顔を拝見する機会が増えたことを大変うれしく感じるとともに、人と人のつながりが地域の活力を生み出していくことを改めて感じたところであります。
本年も、地域の活性化とふれあいの場を創り出していただきますようお願いいたします。
一方、物価やエネルギー高騰など、日々の暮らしにも大きく影響を及ぼしている世界の戦争は終わりの見えない状況となっております。さらに昨夏の猛暑を始め、自然環境の大きな変化に伴う大災害の発生も懸念されるところであり、こうした諸々の社会・経済環境の変化に対応した積極的な取り組みがより一層必要となっております。
二元代表制の一翼を担う市議会といたしまして、市民福祉の向上はもとより、住みたい赤磐市づくりに向けた諸課題解決に取り組んでまいりたいと考えております。
市民の皆さまのご健勝を祈念申し上げますとともに、昨年に引き続き、市議会に対しましてご理解とご指導を賜りますようよろしくお願いいたします。
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