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〔コラム〕わたしとあなたの健康(第139回)

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岡山県赤磐市

■けがで歯が抜けてしまいました。元に戻せますか?
転倒や事故などのけがで歯が抜けてしまった場合、その歯を元の位置に戻せること(再植)があります。このときに大切なことは、抜けた歯を乾燥させないこと、歯の根の表面を傷つけないこと、できるだけ早く歯科医院を受診することです。
歯の根の表面には歯根膜という軟らかい組織があり、歯と歯を支える骨をつないでいます。抜けた歯の歯根膜の状態は、再植の成功に大きく影響します。歯根膜の保存状態が良いと再植後に歯根膜が再生し、歯を保存できる確率が高くなります。一方、歯根膜がダメージを受けていると再植後に歯の根が吸収してしまうことがあります。
抜けた歯は乾燥しないように、保存液に入れて持参してください。学校などでは専用の歯の保存液を備えている場合もあります。専用の保存液がない場合には、牛乳や生理食塩水でも代用できます。これらがない場合は、お口の中(唇と歯ぐきの間や舌の下)に入れて保存しても大丈夫ですが、お子さんの場合は飲み込まないように気を付けてください。ティッシュなどに大事に包んで持ってこられることがありますが、歯根膜は乾燥に弱いので湿った状態を維持することが重要です。
歯が抜けてから元の位置に戻るまでの時間が早いほど、成功率が高いといわれています。抜けた歯を乾燥させないようにした上で、できるだけ早く歯科医院を受診してください。

問合せ:健康増進課

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