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令和6年 新春対談(2)

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岡山県高梁市

◆物価高騰への経済対策
(議長)物価対策、経済対策は日本国中の課題です。国や県からも財政措置がいろいろとされていますが、現在の高梁にとって何が最も適切な施策になるのかということは議会でも議論があるところです。その中で実施された地域活性×梁(かけはし)商品券や商工会・商工会議所への専門家の派遣は、市民にとってしっかり生活を支える手段となっていると思います。
また、諸物価高騰によって公共工事の工事価格も高騰しています。今後必要となる施設には十分な機能を備えたものを建設していかなければいけませんが、財政面に鑑みると各議員は頭を痛めているところですし、議会としてしっかり見守っていきます。
(市長)物価高騰は消費者にとっても産業にとっても非常に厳しいものになっています。まずは私たちの生活を支える産業が非常に大切だということで農業者支援をさせていただきました。また、物流を支える部門への支援も議会のご理解もいただいて実施させていただいています。さらに、令和6年1月~3月分の水道料金の基本料金を免除する施策も予定しています。少しでも市民の皆さんの負担感を取り除き、生活を支えるインフラや資源について、企業などに対して市がしっかり支援させていただく必要があると考えています。

◆2024年はどのような1年に?
(市長)人口減少を目の当たりにして、そのことへの対応についてさらに考える年になると思います。国が「異次元の対策を」と言われましたが、市も対応していかなければと思っています。子どもたちが高梁で育ち、ずっと高梁で働いてくれることは理想ではありますが、若い世代へ「高梁は良いところだから帰っておいでよ」と言って送り出せるような、そういうまちづくりも求められていると思います。
また、今年は新市発足20周年の年です。人でいえば二十歳ということで、一つの区切りは必要ですが、これから先の方がまだ長いと思うので、これを契機に高梁市も本当に独り立ちしていけるよう、財源確保しながらももう少し細やかな施策に取り組んでいく必要があると思います。
(議長)市が行うさまざまな施策が市民一人一人、団体や企業などに対してしっかり効果が出ているかということを、議会活動を通じてこれからも検証し、提案していきたいと思います。山田方谷さん、そして現役で頑張ってくださっている各界の高梁市出身者や市政アドバイザーの皆さんなど先人たちのことは我々もこれからも勉強していきたいと思ってますし、そういった成果を市民の皆様にもお伝えしていきたいと思います。
また、教育については、市内に子どもたちを引き止めるのではなく、高梁で学んだら世界中どこでも通用できるぐらいの人間を育てることができたら良いと思います。高梁で学んで本当に良かったと思えることは、市民一人一人にとってシビックプライドの一つになると思います。そういった教育の推進に向けて、議会も知恵を絞って活動をしていきたいと思っています。
(市長)なによりも災害のない穏やかな1年になることを願うばかりです。

◆新年の抱負
(市長)今年はグランフォンドに参加したいですし、なんといっても健康に気を付けていこうと思います。健康一番!
(議長)心と体の健康が一番ですね。私もコロナ禍では外に出る機会が少なくなり、自分の家の周りを歩いたり走ったりしていたら、だんだん距離が延びてフルマラソンの大会出場に繋がりました。今年も多くの大会に参加してみたいです。

高梁市長 近藤(こんどう)隆則(たかのり)
『尽』「己のことに全てを尽くす」。
私の置かれた立場でやるべきことを全て全力で実行していきます。

高梁市議会議長 石田(いしだ)芳生(よしお)
『生』人口減少の中でも、より多くの新しい命が生まれてきてほしい。
災害など厳しい状況の中でも、強く生きていく希望を持ち続けられる施策や支援を考えていきたい。

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