◆退任のあいさつ
◇4年間ありがとうございました!
西垣(にしがき)陽平(ようへい)隊員
こんにちは、有漢地域担当の西垣です。10月末をもって任期満了で地域おこし協力隊を卒業しました。任期は最長3年のところ1年の延長をいただき4年間活動をしました。着任当初は右も左もわからず、地域についても知らないことだらけでしたが、皆さんに支えていただき何とかここまで続けてこられました。本当に感謝しきれない思いです。
はじめは協力隊として地域活性化のために何が求められているか、自分に何ができるかを模索する日々でした。その中で意識したことは自分にできることは何でもやってみること、そして、地域の生の声を聞くことです。
着任開始間もなくスマホの困りごと解決のためにスマホ相談室を立ち上げました。しかし蓋を開けてみれば、私自身にとっても腰を据えて住民の皆さんと話をすることで、地域の魅力や歴史、そして過疎地域における課題を勉強する機会になっていました。そこから得た自分なりの答えは「地域を見つめるとは人を見つめること」です。人口動態・面積・交通量など地域の状況を示す数的データも重要ですが、地域に入り込まないと見えない人の思い・技術、町の景色・歴史があります。それらこそが紛れもない地域資源であり、地域活性の種火です。その種火にいかに点火するかが地域おこし協力隊の役割だと考えています。地域の皆さんが私の娘を宝物のように可愛がってくださる光景を目にした時に、私は地域活性の主眼を「日常的な多世代交流をいかに生み出し定着させるか」に置きました。旧有漢町診療所を改修し「slow(スロー)space(スペース)みちくさ」という交流拠点を設け、年間延べ約4000人が利用する施設となりました。赤ちゃん・大人・高齢者が関わることで、活力や経験の交換が生まれ「ここで子育てしたい!」という雰囲気が醸成されていくと信じています。
協力隊の任期後も、これまでの活動を続けていくために「一般社団法人みちくさコミュニティデザイン」を立ち上げました。これからも有漢町に暮らし、地域のために活動を続けていきます。今後ともよろしくお願いします。
◆地域おこし協力隊活動報告会を開催します!
市では、意欲ある地域外の人材を積極的に誘致し、地域の活力を呼び起こすとともに、その定住・定着を図るため、平成23年度より総務省の「地域おこし協力隊制度」を導入し、現在、9名の隊員が市内各地域で活動しています。
この度、地域おこし協力隊員の紹介と活動報告の場を設け、活動に対する市民や関係者の理解を深めることを目的に、次のとおり活動報告会を開催しますので、ぜひご参加ください!
日時:11月25日(月)午後6時~8時
場所:高梁市役所3階 大会議室
問合せ:住もうよ高梁推進課
【電話】21-0282
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