■高梁市成羽美術館
◇児島虎次郎没後95年・開館30年記念 「TORAJIRO」‐西洋画をもたらした、一人の画家の物語
成羽が誇る洋画家、児島(こじま)虎郎次(とらじろう)。大原美術館の礎となる西洋画の収集に尽力したことは有名ですが、実は非常に多才な芸術家であり、美術品のコレクターでもありました。折しも今年は、児島虎次郎没後95年にあたります。それを記念して、成羽美術館では、児島虎次郎という一人の画家の人物像をさまざまな観点から紐解く展覧会を開催します。その画業のみならず、幅広い芸術活動や遺品、自ら収集したオリエントや中国・朝鮮美術品の数々を、これまでにない切り口でご覧いただけます。虎次郎の芸術に対する情熱や日本に世界の芸術を広めたいという熱い思いを感じていただければ幸いです。あなたの知らない虎次郎に出会えるかも。
■吉備川上ふれあい漫画美術館
◇開館30年記念 「富永一朗展」~原画を読む
吉備川上ふれあい漫画美術館では、開館30年を記念し、名誉館長で漫画家の富永一朗さんの展覧会を開催します。
富永一朗(とみながいちろう)(1925-2021 京都市生まれ)さんは、風刺やお色気など幅広い作風で人気を集め、テレビ「お笑いマンガ道場」では、さらりと描くイラストとともに当意即妙な返しでお茶の間を魅了しました。
本展では、代表作『ポンコツおやじ』『チンコロ姐ちゃん』など雑誌連載の原画や川上町のために描かれた色鉛筆原画など約70点をご紹介します。ユーモアとエネルギーにあふれる富永作品は観る人の気持ちを明るく元気にしてくれることでしょう。
■各施設の展示一覧
※開館日や開館時間が変わる可能性があります。
入館無料の対象:市内在住の小・中学生(学校休業日に利用する場合)/障害者手帳を持つ人と介助者1人/市内在住の65歳以上(歴史美術館は対象外)
問合せ:常設のみの施設
山田方谷記念館【電話】22-1479
景年記念館【電話】21-1516(社会教育課)
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